長崎を拠点に音楽活動を続けているロックバンド「ゆらん」が3月14日、ミニアルバム「equall」を全国のタワーレコードからリリースする。リリースに先駆け長崎市内でイベントを行った。
「ゆらん」は2009年9月にボーカル・ギター担当の宮崎暁史さん(29)、ギター・コーラス担当の山下祐一さん(28)、ベース担当の山口拓弥さん(25)、ドラムス担当の高山龍矢さん(24)の4人で結成。以来、長崎を拠点に音楽活動を続けている。2010年10月に最初の5曲入りミニアルバム「waver muzieqs1」を自主制作。2枚目となる今回は6曲入りミニアルバム「equall」を全国のタワーレコードからリリースすることになった。
タイトルの「equall」は「equal(イコール)」と「all(オール)」の合成語。主に曲作りを手掛ける宮崎さんは「今のゆらんの全てがこの1枚に凝縮されている。その意味を込めて考えた造語」と、タイトルが生まれたいきさつを話す。収録曲は、ライブやスタジオでのセッションを含め、各メンバーが緊密にミーティングを重ねて曲の構成や音作り、詞の世界観を作り上げていったという。「メンバー同士で乗れるか、乗れないか。それがそれぞれの曲の完成度の判断基準」と山下さんは力を込める。
1月29日にDRUM Be-7(長崎市栄町)で行われたイベントには約150人のファンが訪れ、同アルバムの先行販売も行われた。佐賀から来た陣内聡子さん(27)は「結成当時からのファン。ゆらんは静と動の世界観が面白く、聴けば聴くほど引きつけられる」と目を輝かせる。「長崎には『ゆらん』がいる。というような存在になりたい」とも。
価格は1,500円。