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長崎の人気屋台バーが閉店、6月に移転オープンへ

10人入ると満員になる「屋台ばぁ-kibun-」の店内

10人入ると満員になる「屋台ばぁ-kibun-」の店内

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 長崎ワシントンホテル(長崎市新地町)横に出店する「屋台ばぁ-kibun-」が2月6日で閉店し、銅座エリアへ移転するための準備に入る。

「屋台ばぁ-kibun-」の屋台

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 白と赤の外観でエッフェル塔のネオンサインを持つおしゃれな屋台の同店。長崎ちゃんどん(ちゃんぽんスープ+五島うどん)や五島うどん、洋風おでんなどを提供している人気店でオープンして2年8カ月の間に、ユニークな外観とホテル横という立地条件から、県外から長崎に訪れたビジネスマンや芸能人、地元の若い女性から年配の男性まで幅広い客が訪れる屋台として地元の注目を集めていた。閉店まであと4日となった金曜日の夜も、10人ほどで満員になる店内は常連客でにぎわっていた。

 営業終了後これまで雨風に耐えた屋台外装を修理し内装をバーカウンターへ改造する。屋台の柱や壁に書かれたサインや落書きなどは消さずにそのまま残す。閉店後は6月6日に思案橋のグルメ通り付近の敷地に40人ほど収容できる店舗をオープンする予定だという。改造後の屋台もここに設置する。

 店長の藤岡大輔さんは「いろいろな思い出がありすぎる。この場所だからこそ出会えたすてきな人たちがたくさんいるので寂しい気持ちでいっぱい。新しい場所でまた新しい出会いがあるだろうが、これまでのお客さまにもまた来てほしい」と名残惜しそうに話す。

 常連客の内藤結子さんは「ここは大事なコミュニティー。できることならこのまま残してほしい」と藤岡さんに懇願していた。

 営業時間は18時ごろ~翌3時。最終営業日の6日は翌朝まで営業する。

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