長崎にちなんだグッズ開発を手掛けている「長崎まちづくり屋」(長崎市魚の町、TEL 095-816-3385)が2月26日、ご当地ネクタイの新作「桃カステラねくたい」を発売した。
「カステラねくたい」「電車ねくたい」「龍馬ねくたい」「コッコデショねくたい」「坂の上の尾曲りねこねくたい」などのユニークな長崎ご当地ネクタイを開発・販売してきた同社。今回の新作は、名前の通り桃の形をしたカステラ。長崎では娘の初節句のお返しに親せき知人に贈る縁起菓子として広く知られている。最近では節句に限らず宮参りや婚礼、出産祝いの際にも縁起物として年間を通じて贈答に利用されている。
「いかにかわいらしい桃カステラの雰囲気を出すかという点が非常に苦労した」と高島茂夫社長は振り返る。桃カステラの柄自体が小さいうえに、試作段階では輪郭に黒いラインがくっきり出てしまったり、柄の配置の仕方や数で全く雰囲気が変わってしまったりするため、デザイン決定まで紆余(うよ)曲折があったという。昨年10月の「コッコデショねくたい」の後から商品化に取り組み始め、約5カ月を経て完成した。
「ネクタイは男が自分で買うことはあまりなくプレゼントでもらうことが多いグッズ。カステラネクタイのときは、銀座で働く女性たちにかわいいと評判を頂き、多くの注文をもらった。夫や彼氏へのプレゼントにぜひ」とも。
価格は5,000円。同社のホームページでも販売している。