長崎県ビジネス支援プラザ(長崎市出島町)に入居して創業準備を進めている子ども英会話教室「Pompon Berry」(ポンポンベリー)が3月8日から、親子英会話イベントを初めて開く。
イベントでは、10分間ベビーマッサージをして親子で触れ合った後、歌や踊りを交えながら英会話レッスンを行う。0~1歳児のクラス、2~4歳児のクラスがある。
運営するのは3歳の子どもを持つ吉田ほずみさんと本山裕佳子さん。2人は同じ英会話教室で子どもに英語を教えていたが、本山さんがオーストラリアへ留学するために退職、その後妊娠した吉田さんも退職。「いずれ2人で英会話教室をしたいね」と夢を語り合っていた。帰国後、本山さんは吉田さん親子の姿を見ながら子どもが母親を通じて言葉を覚えていく過程に興味を抱き、いずれ子どもに関わる仕事がしたいと思ったという。
ポンポンベリーの名付け親は、3歳になる吉田さんの長女。「ポンポン」だったら赤ちゃんも話せるからという理由で採用した。
目指すのは子どもたちが自然に英語を話す環境を作ること。「教室に通っても英語が話せないのは、子どもたちが家庭で英語を使う環境がないから」と本山さん。母親だけでなく父親や祖父母まで家族を巻き込んで英語を学べば、子どもたちが英語を話せる環境ができると考えた。
震災をきっかけに親子や家族のあり方についても考えた。ただ語学を学ぶだけでなくスキンシップを通したコミュニケーションを図れるようにチャイルドケアを考慮に入れ、2人でベビーマッサージの資格を取得。英会話プログラムの中には、簡単なベビーマッサージも組み込む。
「イベントでは自宅に帰ってもすぐに使える英語を教える。初めてのイベントなので1人でも多くの人に来てほしい」と2人は意気込む。
開催日時・会場などはホームページで確認できる。料金は親子1組500円。