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長崎で街歩き「カワイイ採集大冒険」-街中の「かわいい」をカメラで採集

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 「null 長崎都市・景観研究所」は5月12日、長崎市内の街中で「かわいいヒト、モノ、コト」を見つけ出すイベント「カワイイ採集大冒険」を行い、男女14人が参加した。

萌えおみくじの外箱回収用の赤いポストを撮影する松永さん

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 日頃見過ごしがちな街中の風景をゆっくり歩きながら観察し、「かわいい」と感じたものを写真撮影して発表。眼鏡橋(魚の町)に集合した14人は「新大工」「寺町・中島川」「浜んまち」「中華街・銅座・丸山」「東山手・南山手」「水辺」の6エリアの担当地区をくじで決め、14時すぎにそれぞれ出発。

 寺町・中島川エリア担当になった大橋博子さんと松永優衣子さんは「ここはかわいいモノがたくさんある」と慣れた様子で通りに入る。菓子店の人形の眼鏡がずれていることを発見したり、おしゃれな看板やのれん、鮮魚店の飼い犬に「かわいい」を連発したりしながらカメラを向けていた。

 2人は麹屋町で「萌えみこが占う笑えるおみくじ」という自販機を発見。末吉を当てた大橋さんは「褒められて伸びるタイプらしい。結構、当たってるかも」と笑った。くじの外箱の回収箱は自販機のすぐ横に置かれた赤いポスト。「ほかにも、50円の缶ジュース自販機や駄菓子自販機もあるし、今まで知らなかったが癖になりそう」と松永さん。

 18時から参加者はカフェダイニング「ココペリ」(銅座町)に集まり、各自で撮影した写真をモニターに映し出して採集発表会を行った。新大工エリアの発表では、中島川のかっぱ伝説にまつわるかっぱ地蔵の写真に参加者から「へ~、知らなかった。どのあたり?」との声が多く聞かれた。銅座・丸山エリアでは、カラフルな壁に全員の興味が集まったが、撮影者が「方向音痴で場所がよく分からない」と謝る一幕も。浜んまちエリアは、クジラの絵をデザインしたクジラ専門店の什器やおにぎりの形をした看板に、東山手・南山手エリアではオランダ坂横の南山手13番館付近のスポットにそれぞれ注目が集まった。

 最後に発表した水辺エリア担当の安元哲男さんは「みんな『かわいい』があってうらやましい。私たちのエリアは『かわいい』が何もないので本当に探すのに苦労した。でも県美術館で写真展を見られたので満足」と話した。安元さんは、発表会後に出されたデザートを見て「これが一番かわいい」とカメラを向けてフェイスブックに投稿した。

 各エリアがノミネートした写真を集め、6月11日~6月24日、茜カフェ(鍛冶屋町)で「カワイイ採集大冒険」展を開く。

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