携帯デコレーションショップ「青砥屋・長崎浜口店」(長崎市浜口町、TEL 095-848-7600)は5月25日から、30年以上昔のミニカー約200台を集めたミニ企画展「お父さんのためのミニカー展」を開く。
同店に携帯デコレーションを注文した男性客が、30年ほど前に集めたミニカー約300台が押し入れに眠っているのを思い出し、ヤフーオークションで全て売却する予定だと桑本店長に話したのがきっかけ。桑本店長が数人にそのことを話すと「ぜひ現物を見てみたい」という声が集まり、急きょ期間限定で約200台を同店内の空きスペースで展示することが決まった。
コレクションは1970年代から1980年代に製造されたトミカのモデルが大半を占め、コレクターに人気が高いものもかなりあるという。男性客が桑本店長の父親世代であり、ちょうど父の日も近いことから「お父さんのためのミニカー展」と名付けた。
日本車では唯一、映画007シリーズでボンドカーに採用された「トヨタ2000GT」のほか、「日産プリンス・スカイライン2000GT-R」「いすず117クーペ」など当時の名車に混じって、「ダイハツ・ミゼット」など珍しいモデルがずらりと並ぶ。
店長の知人男性は「特にお気に入りは大阪府警察のパトカー。マツダのコスモスポーツで1967(昭和42)年に世界初のロータリーエンジン搭載車として登場したモデル」と話す。桑本店長は「開店してもうすぐ2カ月たつが、今回の試みがきっかけになって皆さんに喜んでもらえる企画が今後もできれば。ミニカーのことはよく知らないが、男性には好きな人が多いと聞いている。父の日まで開催するので、親子連れでぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時30分~22時(日曜は19時まで、6月1日からは10時30分~21時、日曜は10時~)。月曜定休。6月17日まで。