独健康靴「ビルケンシュトック」公認グッズ、長崎の小規模靴店が製作

TATAMIの前でオリジナルトートバッグを手にする中村さん

TATAMIの前でオリジナルトートバッグを手にする中村さん

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  長崎の靴店「あしとくつの健康館 山口屋」(長崎市片淵1、TEL 095-822-7347)が、世界的な健康靴メーカー「ビルケンシュトック」(ドイツ)本社の公認を得てオリジナルグッズを製作した。

  同店は1910(明治45)年創業で、代々長崎市内で靴店を経営してきた。一般的な靴店だったが量販店の増加などで売り上げが低迷。4代目に当たる現店長の中村匡宏(まさひろ)さん(43)が9年前に現在の「健康靴」の専門店へとリニューアルした。その結果、現在では小規模店にもかかわらず全国から健康にこだわる客が訪れるという。

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 「靴の修行のためドイツに行った時、日本と靴に対する考え方がまるで違うことに衝撃を受けた。健康靴というコンセプトに、これだと確信し親を説得して業態を変えた」と中村さんは振り返る。中村さんの妻・美代子さんは、足と靴と健康協議会(通称FHA)の上級シューフィッターの有資格者。シューフィッターは足などの医学的知識も求められる靴の専門家で、中村さんの活動を美代子さんが裏で支える。同資格者は全国で277人、長崎県にはわずか2人だという。

  中村さんは今年、ビルケンシュトックの「TATAMI」というブランドのオリジナルトートバッグを作ろうと思った。「うちで扱う靴は2万円、3万円という価格が普通なので、一般の靴店からすると価格帯が高い靴ばかりを扱っている。それを全国からわざわざ買いに来てくれる人に『ここでしか絶対手に入らない』オリジナルグッズをプレゼントして喜んでもらいたい」というのが動機だという。「TATAMI」は20年前にビルケンシュトックの社長が日本を訪問した際、裸足で歩いた畳の感触が忘れられずに生まれたブランドで、日本での人気も高い。

  早速、中村さんはドイツに出向き「ビルケンシュトック」を訪問。その後は日本法人のTATAMIジャパンを通じて本格的に協議を重ねた。完成したデザインをドイツ本国に最終確認したところ、ショップ名の削除が許可の条件となり、今回はやむを得ず削除した。今までにもショップ側の依頼で日本法人がグッズを企画して製作した実績はあるが、ショップ側の完全持ち込み企画で実現した前例は全くなかったという。

 「ドイツ本社の条件で100個限りの限定製作ではあるが、当店でTATAMIを買ったお客さまにはもれなくプレゼントする。なくなり次第終了するので、欲しい人は早めに買いに来ていただければ」と中村さんはアピールする。

 営業時間は10時~19時(日曜・祝日は18時30分まで)。火曜定休。

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