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旧長崎大丸跡地に「ホテルフォルツァ長崎」開業へ-今秋、商業施設と同時に

建設中のホテル外観(今年4月)

建設中のホテル外観(今年4月)

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 旧博多大丸長崎店(長崎市浜町)跡地に9月15日、「ホテルフォルツァ長崎」がオープンする。現在、宿泊予約を受け付けている。

無料レンタル用のiPad

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 旧博多大丸長崎店は1854(安政元)年に貿易商徳島屋として創業。1903(明治36)年、現在地に移転して「岡政呉服店」と改称。長崎初の百貨店として「岡政百貨店」が開業した1934(昭和9)年当時の出来事には「忠犬ハチ公の銅像除幕式」「東郷平八郎元帥の国葬」「大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)発足」などがある。

 1988(昭和63)年、「長崎大丸」になってから2011年7月31日19時に完全閉店するまで、幕末から明治、大正、昭和、平成と157年間にわたり、時代を超えて地元に大きく貢献してきた歴史を持つ。その後、建物は解体され、現在は新しい複合商業施設「ハマクロス411」の建設が進められている。施設の名称は一般公募して決めたもの。

 同施設は1階から3階までをショッピングエリア、4階から最上階の11階までが同ホテルとなる。同ホテルを運営する「エフ・ジェイ・ホテルズ」(福岡市)によると、同社は「グランド ハイアット福岡」「ハイアット リージェンシー福岡」「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」などのホテルを運営しており、「ホテルフォルツァ」シリーズの開業は、大分(2008年)、博多(2012年)に続いて3軒目。

 「ホテルフォルツァ長崎」では、博多で人気のサービス「iPad無料レンタル」を全室に配備。iPadには便利なオリジナルアプリが搭載されている。「FORZA(フォルツァ)」とはイタリア語で「元気」「活力」を意味する言葉で、旅の疲れを癒やしリラックスしてもらうため「全館全室禁煙」だという。

 客室はシングルルーム(16平方メートル~)、ダブルルーム(18平方メートル~)、ツインルーム(27平方メートル~)の3種類で全175室を用意。ショッピングエリアが開業する9月15日に合わせて同時開業する。宿泊予約は公式ホームページで受け付ける。

 同社の広報担当者は「福岡で想像する以上に跡地がどうなるのかについて、長崎の人たちが注目していることがひしひしと伝わってくる。博多で人気のiPad無料レンタルは、周辺の観光スポットや飲食店情報、ホテル内の説明やアンケートなどもペーパーレスにするアプリを搭載している。一部利用制限はあるがインターネット接続ももちろんできる。最初は反応が不安だったが、中高年のお客さまも喜んで活用されており、紙のころより何倍もアンケートの回答率が高いので長崎にも導入することにした」と話す。

 「大分、博多で培ってきた経験を生かし、より上質なおもてなしで国際観光都市・長崎にふさわしいホテルを目指したい」とも。

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