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長崎・好文堂書店が地下へ移転-くつろぎの空間に

雑貨コーナーの前で「ぜひ遊びに来てください」と呼び掛ける尾上店長

雑貨コーナーの前で「ぜひ遊びに来てください」と呼び掛ける尾上店長

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 長崎・浜町アーケードの老舗書店「好文堂書店」(長崎市浜町、TEL 095-823-7171)が8月1日、同ビル地下1階に移転オープンした。

本の背表紙をイメージした入り口

 同店は1906(明治39)年2月に創業。1972(昭和47)年12月、現在の好文堂ビルが新築された。10年後の1982(同57)年7月23日に発生した長崎大水害ではビルの大部分が浸水。多くの書籍その他の商品が水没し、店舗としての機能も壊滅的な打撃を受けたが、中山清社長以下全員が一丸となって店の再開に尽力し早期の復興を果たした。

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 新店舗は同ビル1階と2階にあった売り場を全て地下1階に集約。ビル左側の階段が入り口となるが、従来はなかった万屋町通り側(ビルの裏側)にも入り口を設けた。階段の踊り場にはドリンクサーバーが用意されており、「煎茶」「ほうじ茶」「水」(いずれも冷・温が選べる)を無料で提供する。店内には座って読書ができる縁台や椅子も用意する。

 新しく店長に就任した尾上美智子さんは「長年、多くの人たちに親しんでもらった老舗書店の店長として歴史の重さを感じている。リニューアルのテーマは『おもてなし』。本を売る書店から図書館のように本に親しみ、くつろいでいただく空間を目指している」と話す。さらに、「以前に比べてスペースが激減したのは事実。多くの本をただ並べるより、皆さんの声を聞きながらセレクトされた品ぞろえが重要だと考えている」と説明する。

 店内には、雑誌、コミック、文庫などの書籍類に並んで雑貨コーナーを設置。同店がオリジナルで作ったという「3Dクリスタル・軍艦島」(2,980円)と「同・眼鏡橋」(1,980円)も販売する。

 子どものころから本好きだったという尾上さんは「現在の品ぞろえは文芸書に一番力を入れている。私自身は推理小説などの読み物が大好きで、時間を忘れて熱中してしまうほど。視野を広げるため最近は経済書にも挑戦中だが、時々目まいがする」と笑顔を見せる。「気付いてもらえたらうれしいが、入り口の階段は本の背表紙のイメージ。制服もかわいいカフェの店員をイメージしている。本好きの人もそうでない人も、わくわくしながら立ち寄ってもらえる店になれば」とも。

 リニューアルに合わせてポイントカードを新設。1,000円購入ごとに1ポイントずつ加算され、10ポイントで500円分の商品と交換できる(有効期限なし)。

 営業時間は10時~20時。

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