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長崎市内に「とまとカー」登場-「たかしまトマト」をデザイン

「とまとカー」を俯瞰(ふかん)して撮影

「とまとカー」を俯瞰(ふかん)して撮影

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 長崎市内を現在、屋根にトマトの模様をプリントした「とまとカー」が走っている。

ドアミラー

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 「とまとカー」の所有者は崎永海運(長崎市浪の平町)取締役の崎永信子さん。同社は海運業のほか、糖度7度以上の「たかしまフルーティトマト」を栽培・販売する「たかしま農園」(高島町)も運営する。たかしまフルーティトマトは自生力が強ぎて栽培する際のコントロールが非常に難しい。品種は「トマト界のじゃじゃ馬」とも呼ばれている「ファースト」。

 とても手間がかかり、毎年1月~5月中旬ごろの期間中しか収穫できない。一般のトマトに比べ高価にもかかわらず人気があるため、毎年早い時期から予約が殺到するという。

 「とまとカー」が生まれたのは崎永さんが車を買い替えようと複数のカーディーラーを回ったことがきっかけ。あるディーラーでドアミラーにハートがプリントされているシトロエンの試乗車が目に入った。

 「トマトのデザインにして、屋根にもプリントしたらかわいいのに」と思った崎永さん。シトロエン長崎(出島町)の担当者に相談したところ、細かい打ち合わせを経て8月初め、「たかしまフルーティトマト」の図柄が屋根にデザインされた新車が納車された。

 「たかしまフルーティトマト」の一貫したデザインプロジェクトは、7月に発表された「九州アートディレクターズクラブアワード2014」のプロジェクト部門で1位を受賞。総合でも準グランプリを獲得している。

 崎永さんは「とてもかわいいデザインに仕上がった。うちのトマトの宣伝にもなるし、運転していてとても楽しい。心から感謝している」とほほ笑む。

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