長崎市立図書館(長崎市興善町)新興善メモリアルホールで7月18日、長崎市内を流れる銅座川周辺の街づくりを考える討論会が開かれる。主催は川さるく森川里海塾。
長崎市は「まちづくり事業」として、新大工から南山手に続く中心市街地を対象に、エリアごとのにぎわい再生に向けた「まちぶらプロジェクト」に取り組んでいる。銅座川周辺に当たる「浜町・銅座エリア」についての具体的な取り組みは今後検討される予定。
討論会を主催する「川さるく森川里海塾」は長崎市が主催する街づくり勉強会「長崎伝習所」の卒業塾。平成25年度に3回、26年度に10回「銅座川周辺のまちづくりを考えるワークショップ」を開催し、銅座川周辺の今後の街づくり案を作成した。兵働馨塾長は「これからの街づくりは、『自分たちの街は自分たちで良くしよう』という市民意識が重要。行政が作成する案を待つのではなく、自分たちで自分たちの街の未来を考えて行政と協議しながらより良い街を作っていくことが求められる。恵比寿・大黒市場跡の岩原川周辺の街づくりなどですでに実施されている」と説明する。
銅座川周辺の住民や同エリアの街づくりに関心を持つ人であれば誰でも参加できる。会場では同塾が作成した「銅座川周辺のまちづくり(案)」を参加者に提案した後、「みんなで語ろう!銅座川周辺のこれから」と題する討論会を行う。
討論会ではさまざまな立場の市民が「ここはいいね」「ここは良くないね」と、銅座川周辺について自由に意見交換を行いそれぞれの考えを聞いた後、「こんな街にしたい」「こんな街になったらいいな」を全員で考える。これらを繰り返しながら市民が目指す「銅座川周辺のまちづくり」計画を練り上げ、最終的には長崎市長へ提言書を提出する予定。
兵働塾長は「地元の人たちをはじめ、多くの市民の皆さんと大いに語り合いたい。少しでも興味ある人は、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
13時受け付け開始。開催時間は13時30分~17時。参加無料。