「第3回ほこみち 長崎未来ワークショップ」が12月23日、長崎商工会議所(長崎市興善町)2階ホールで開催される。
コロナ禍で2020年6月からテイクアウトやテラス利用のために飲食店が道路占有許可を取得するための基準を緩和する特例措置が取られ、全国で170ほどの自治体で適用事例があった。国土交通省では地域を豊かにする歩行者中心の道路構築を目指し、歩行者利便増進道路(通称=ほこみち)制度を制定。長崎では昨年4月、国道34号線の長崎市桜町~万才町の区間、約749メートルが指定された。
ほこみちの指定を受け、同エリアで地域の活性化につながる活用法を検討しようと昨年11月に学識経験者や自治会、関係団体などが「ほこみち長崎未来検討委員会」を設立。今年2月10日に「地域の企業や事業者、まちづくりに関心のある人を集めて一緒に活用方法を考えていきたい」とシンポジウムの開催し、3月と9月にはワークショップも開いた。
3回目の開催となる今回は、これまで行ってきた通りのコンセプトや使い方について振り返り、ワークショップでは通りの使い方について意見を出し合い共有する。
同委員会の岩本諭さんは「ほこみち制度に指定された万才町周辺は官庁街。全国的には商業地が多いことから、この場所ならではの活用を近隣の関わりある人々とともに考え、街の価値を生み出していきたい。ぜひ多くの人に参加してほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は18時30分~20時30分。定員は50人。参加無料。応募はメールなどで受け付ける。