長崎駅前商店街で3月3日、男女合わせて300人規模の合コンイベント「駅コン」が開催される。主催は、長崎駅前商店街組合を中心とする駅コン・NAGASAKI事務局。
出会いの場の創出と地域・街の活性化を目的に数百人規模で開かれるイベント「まちコン」は昨年夏ごろから全国的に広がりを見せている。長崎市では初開催。
開催のきっかけは、駅前商店街で飲食店を経営する毛利元和さんがネットで調べものをしていた際、街コンの情報サイトを発見したことに端を発する。まちおこしへの期待を込め毛利さんが同組合に働きかけ開催が決まった。
参加店は「海鮮食酒屋 凛々丸」「やきとり次郎吉」「食菜厨房プリマベーラ」「居酒屋 花なぎ」「本格的炭火焼鳥 鳥政」「居酒屋ひかり亭」「蘭桂房」「ダイニングバーナチュラル」の8店舗。
飲食店店主が中心となり、広報・集客・企画を担当。昨年7月に「島コン」を開催した島原市の実行委へヒアリングを行ったり、同11月のイベントに参加するなどして運営企画を練ってきた。
参加者は最初の訪問店舗のみ男女同数になるように実行委が振り分け、以降は約60分間を目安に参加者が次の店舗へ自由に移動するシステム。移動先の店でも男女同数になるように店側でチェックするという。
2月1日から募集を始め11日現在、参加者は約60人。28~32歳の女性の申し込みが目立ち、「結婚に対する女性の本気度が伝わってくる」と毛利さん。「当初は長崎の街の経済効果や活性化を念頭に置いて考えていたが、より婚活を意識したイベント要素を検討中」と真剣な表情を見せる。今後についても、「継続することが街の活性化につながる」と力を込める。
参加資格は20~40歳代までの独身男女。開催時間は18時~23時。参加費は、男性=5,900円、女性3,900円。パソコン・携帯から申し込む。先着順。詳しくは公式サイトで確認できる。