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子どもたちの未来をちょっとだけより良いものに・・・「買い物は投票なんだ」著者藤原ひろのぶさんインタビュー

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9月にメッセージイラストブック「買いものは投票なんだ」を発売し、約2年半前からブログ「健康のすすめ」などで冷静な視点から食事や環境を見直すことで体を守る取り組みを訴えている藤原ひろのぶさんが来崎したのを機に話をうかがいました。

-長崎の印象はいかがですか?

長崎は人が温かい印象があります。

-長崎は初めてでしょうか?

いえ、中学校の修学旅行で来たことがあって、ハウステンボスや平和公園などを回った記憶があります。でも、学生時代に来るのと今では全然違いますね。

-今回はどういった経緯で長崎へ?

元々、福岡県のうきは市で講演を行うことが決まっていましたが、一月ほど前に「ついでに長崎に来てもらうことはできませんか?」とお声掛けいただいたのがきっかけです。

-ついでで来ていただけるんですね(笑)

僕は呼ばれたらどこへでも行くタイプなんです。2年半ほど前からブログで情報発信を行っていましたが、1年ほど前にライブ配信を通じて「ブログを見てくれている皆さんに会ってみたい」と発信したところ、全国からお声掛けいただくようになりました。今では、各地の中心メンバーとスケジュールを共有して、講演会やおはなし会だけでなく、近くにいると分かったら「ちょっと飲もうよ」みたいなノリで集まることもあります。

-このような取り組みを行うきっかけはあったのでしょうか?

皆さんは僕のことをブログや本の著者と思われてるかもしれませんが、元々は「社会問題をどのように事業で解決するか」というのが僕の中でのテーマです。

-ほかに取り組んでいる事業はありますか?

今の活動の原点は約8年前、現地の友人とギニアの貧困問題を解決できないかと工場を作ったことがきっかけでした。貧困問題を抱えている方の多くは女性と子どもだったことから、女性の働く場を作ることができればとでも大きな問題がありました。それは現地の女性たちが学校に行ったことがなく、字の読み書きもままならなかったことです。そこで、僕は現地に学校を作りました。まずは1年、しっかりと勉強してから働いてもらおうとでも、うまくいかなかった。

-失敗したのですか?

そうですね。ギニアでの失敗は人を「変えよう」としたからなんです。人を変えようとしても変わるかどうかは結局本人が決めること。ギニアの学校は2年で失敗に終わりましたが、その後も貧困地域へのサポート活動は続けています。ブログや著書はその活動の一部です。

-ブログや著書では日本に住む私たちが健康になることがテーマですよね?

そうです。でも、日本に住む私たちの環境や口にするものって実は貧困問題とつながっています。世の中おかしいことが多いのですが、その原因は「無関心」から来ています。解決できることを無関心になっていて、ちょっと考えればおかしい仕組みをおかしいと思わない。でも回り回ってどうでもいいと言ってる自分を傷つけています。それが今の健康問題の多くの原因なのに

-途上国の貧困につながる私たちの身近な問題がテーマなのですね?

いきなり「途上国の貧困って問題でしょ?」と言うと人は離れます。なぜなら、自分は関係がある大事な問題だと思っても、その人には遠い問題で関係ないと思ってしまうから。でも、それを強要できない。ブログをしっかりと見てもらえば、途上国の貧困と食卓がつながっていることが分かると思います。

-自分の口に入れるものだったら考えてしまいますね

身近な問題や関係のある問題を入り口にしています。どうしたら自分のこととして考えてもらえるかと考えた結果、このような取り組みに行き着きました。

私はどちらかと言うと口に入れるものに気をつけていて、ブログを拝見していますが、なかなか周りに理解してもらえないことが多い気がしています。

講演会に来ていただいている方の悩みもまさしくそこです。そもそも集まる人たちは意識のある人がほとんどですが、周りの人にどうやったら伝わるか悩んでいて、身近な人に健康問題を理解してもらうために誘ってきてくれる方も多いんです。

-正しいかどうかより、テレビで言ってたとか、著名人が言ってたことだったら信じてもらえることも多いですよね?

何を発信するかも大事ですが、どう発信するかも大事なんですよね。「正しい」の押しつけをしてしまうと受け入れてもらえない。9月に発売したメッセージイラストブックも、そうした思いで作ることになりました。

-本のことも聞かせてください。

この本はEARTHおじさんが地球の問題のことを分かりやすく説明する本です。でも、この本はイラストがかわいいから読んでくれるものだと思っています。

-その先に狙いがあるんですよね?

はい。この本を読んでくれた子どもたちは必ずお父さん、お母さんにいろんな質問を投げ掛けます。そのときお父さん、お母さんは答えなきゃいけない。だから勉強しないといけなくなるんです。でも、それが結果的に子どもたちの未来をちょっとだけ、より良いものにしてくれる。そして、途上国の貧困問題の解決にもつながってくるはずです。

-最初の話にもつながりますね。
今日は色々とお話を聞かせていただきありがとうございました。

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