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長崎・五島列島舞台の映画「くちびるに歌を」、県内各地で上映会開始

©2015 『くちびるに歌を』製作委員会 © 2011 中田永一/小学館

©2015 『くちびるに歌を』製作委員会 © 2011 中田永一/小学館

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 長崎・五島列島が舞台となった映画「くちびるに歌を」の上映会が6月27日、とぎつカナリーホール(時津町)を皮切りに県内各地で始まる。

映画「くちびるに歌を」のワンシーン

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 同作は作家・中田永一さんの同名小説の映画化。原作は2012年に第61回小学館児童出版文化賞を受賞している。

 監督は「陽だまりの彼女」「ホットロード」などを手掛けた三木孝浩さん。ストーリーは、新垣結衣さん扮(ふん)する孤独なピアニストが、出産を控えた音楽教師の代用教員として離島の中学校に赴任するところから始まる。赴任した中学校では合唱コンクールの指導をすることになり、最初は距離があった代用教員と子どもたちの心が少しずつ触れ合っていく物語。主に五島や長崎市内で撮影されている。生徒たちが合唱する曲は、シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキさんが作詞・作曲した「手紙 ~拝啓十五の君へ~」。

 NHKが主催する「全国学校音楽コンクール」と「みんなのうた」との共同制作によって誕生した同曲は、2008年の同コンクール中学校の部に課題曲として採用された。多感な15歳のころの自分と、未来の自分が「手紙」を通じて互いにメッセージを送り合うという歌詞が大きな反響を呼び、当時75回の歴史を持つ同コンクール史上、課題曲がシングル曲としてCD発売された初めてのケースとなる。出演は、石田ひかりさん、木村文乃さん、桐谷健太さん、井川比佐志さんほか。

 上映会は長崎県自閉症協会や長崎県合唱連盟などで構成する「映画『くちびるに歌を』を観る会」(長崎市大井手町、TEL 095-824-2974)や、時津文化協会などが主催する。同事務局の森満樹子さんは「この作品を通じて、いろいろなことを感じることができると思う。作品の後半で『なるほど』と思わず声を上げたくなる場面もあり、『見てよかった』という声が多く寄せられている。子どもたちはもちろん、かつて15歳だった全ての大人も、ぜひ一緒に見てほしい」と呼び掛ける。

 上映会の予定は以下の通り。
 6月27日(土曜)11時~、14時~。とぎつカナリーホール(時津町、時津文化協会主催)。
 7月20日(月曜・祝日)11時~、14時30分~、18時30分~。アルカスSASEBO(佐世保市)。
 7月26日(日曜)上映時間同じ。大村市コミュニティセンター(大村市)。
 7月29日(水曜)上映時間同じ。長崎市チトセピアホール(長崎市千歳町)。
 8月1日(土曜)上映時間同じ。長崎ブリックホール(茂里町)。
 8月16日(日曜)上映時間同じ。諫早文化会館(諫早市)。

 料金は、一般=1,200円(当日1,500円)、大学・60歳以上=1,000円(同1,200円)、小中高校生=700円(同900円)。問い合わせは同会まで。

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