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長崎玉成高校の生徒が「卒業式の着物づくり」 生放送スペシャルゲスト用衣装も

生活技術科3年生の実習風景

生活技術科3年生の実習風景

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 長崎玉成高等学校(長崎市愛宕1)生活技術科の3年生が現在、卒業式に着る着物作りに取り組んでいる。

指導中の松山恵子教諭

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 1892(明治25)年、「長崎女子裁縫学校」として創設した同校。2007年に男女共学となり、短大から幼稚園までを擁する学校法人「玉木女子学園」から「女子」の文字を割愛し、学校名は「玉木女子高等学校」から現在の学校名に変更した。

 生活技術科の在校生は、全学年合わせて約60人で全員女子生徒。同科は毎年11月の第1土曜に校内でファッションショーを行っており、今年2月には長崎の冬の人気イベント「長崎ランタンフェスティバル」孔子廟会場(大浦町)で、初めてのファッションショーを行った。ショーは大きな反響を呼び、リクエストに応えて来年も行うという。

 「教材製作発表の場としてファッションショーはとても意義がある。スーツやドレス、和服など、生徒1人当たり4点から5点ほど製作する」と同科主任の松山恵子教諭。「ねんりんピック長崎2016」(会期=今年10月15日~18日)のキャラクター「がんばくん」「らんばちゃん」が着用した法被(はっぴ)も同科の生徒が製作した。

 同科では現在、全学年からプロジェクトメンバーを選抜し、12月3日14時から生放送されるテレビ番組「長崎ぶらぶら好き 生スペシャル」の中で、スペシャルゲストが着る衣装の製作に取り組んでいる。「長崎をイメージしたデザイン」をテーマに、生徒たちから集まったデザイン画は約100点。その中から1年生がデザインした作品が採用され、2年生と3年生のプロジェクトチームが試行錯誤しながら製作に取り組む。

 松山教諭は「今月29日から12月2日まで期末試験なので、早く完成させないと時間がない」とプロジェクトチームの生徒たちにげきを飛ばす。3年生の一人は「今まで自分が作りたい服を作ってきたが、タレントさんの服は初めて。テレビを通じて全国たくさんの人に見てもらえるので、大変だし緊張もするが、とても楽しい」と笑顔を見せる。

 同番組を放送する「旅チャンネル」は、全国のケーブルテレビや「スカパー!」などで同日9時から長崎を紹介する旅番組を集中放送し、14時からは観光名所のグラバー園から生放送を行う。長崎ケーブルメディアはコミュニティーチャンネル(11チャンネル)で旅チャンネルとの同時放送を行う。

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