長崎市立図書館で朗読劇「出島から地球を見た男」 開館10周年でNBCと共催

演出用の動画撮影風景

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 長崎市立図書館(長崎市興善町)多目的ホールで2月11日、オリジナル朗読劇「出島から地球を見た男
~阿蘭陀(オランダ)通詞 志筑忠雄伝」が開かれる。

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 同館とNBC長崎放送アナウンス部が共催する開館10周年記念企画。長崎出身の阿蘭陀通詞・志筑忠雄(しづきただお)を取り上げた作品で、蘭学者でもある志筑は、「楕円(だえん)」「引力」「鎖国」など現在も使われている言葉を作った人物として知られる。

 かねて志筑に興味を持っていた林田繁和アナウンサーが「長崎の隠れた偉人を取り上げたい」と企画し、村山仁志アナウンサーがさまざまな資料を調べてオリジナル脚本を書いたという。時代考証や長崎弁指導は長崎史談会会長の原田博二さんが担当。朗読劇に合わせてリコーダー・ファゴット・ピアノのトリオ「プリコット」が生演奏する。

 村山さんは「脚本は史実に基づくオリジナルのフィクションだが、調査資料の中には志筑がカピタンの書物部屋に忍び込むシーンもあってイメージが膨らんだ。テレビドラマ風の演出もあるので、楽しんでもらえれば」とほほ笑む。

 上演時間は14時~15時(13時30分開場)。定員は120人。入場無料。

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