長崎の市民活動団体「ちんじんよかBY茂木」が5月17日、長崎市茂木町の魅力を伝えるPR動画をYoutubeに公開した。
「ちんじんよか」は、茂木弁で「とってもよい」の意味。動画は、街中に住む若い女性3人が茂木を訪れ、茂木ならではの景色や体験を通して茂木の魅力に触れるというもの。制作は昨年、ドローンを使って茂木の秋の風景を撮影したほか、潮見崎十一面観音などで行われた。
同団体代表の峰千晴さんは「訪れた人、地元の人みんなの笑顔から茂木の魅力を感じてもらえる動画になった。長崎の中心市街から20分足らずで行ける港町『茂木』を訪れるきっかけになれば」と話す。
日本一のビワの生産地として知られる茂木町は、ナシやモモも生産しているほか、漁港ではトラフグ、ハモ、クルマエビなどが水揚げされる。
同団体は農山漁村地域で自然、文化、人々との交流を楽しむ「グリーン・ツーリズム」を推進している。現在7組の企業や店が中心となり、各種体験や教育旅行、イベントなどを企画している。
同団体メンバーで、「中崎水産」社長の中崎光浩さんは「かまぼこ作り体験は年中、ふぐ刺し体験は毎年1~3月に行っている。普段めったに食べられない高級魚を手軽に楽しめるチャンス」と話す。
同じくメンバーで、茂木町でゲストハウスを経営する大島徹也さんは「これからの時期はSUP(スタンドアップパドルボート)体験や魚釣りなど海のレジャーも楽しめる。夏にはペーロンや夏祭りなどでさらに盛り上がる」と力を込める。