長崎大学(長崎市文教町)で9月14日、「化学まつり2019~めざせ!未来のノーベル化学賞~」が開催される。主催者は長崎県理科・化学教育懇談会。
長崎市と近郊自治体の小・中学生とその保護者を対象に行う同イベント。「化学」をテーマに日常に潜む不思議な化学現象を実際に見て、触って、感じて、化学を身近な学問として認知、体感してもらおうと企画した。
同イベントは長崎大学をはじめ、口加高校(南島原市)、聖和女子学院高校(佐世保市)、海星高校(長崎市東山手町)、長崎工業高校(同市岩屋町)の4校から、科学教育・研究に携わる高校教員、高校生、大学教員、大学生、大学院生が一丸となって小・中学生に化学実験の魅力を伝える。
長崎大学大学院工学研究科の鎌田海准教授は「長崎大学で学ばれた下村脩博士が2008(平成20)年にノーベル化学賞を受賞されたことに伴い、長崎から化学の発展を担う人材を育てたいという理想を込めている」と話す。
「色の変わるハンカチを染めてみよう」「爆発型ペットボトルロケット」「コンブの成分からビーズや糸を作ってみよう」など、テーマを聞いてどんな実験になるのかワクワクできるような内容を用意する。
鎌田教授は「高校生、大学生、大学院生のスタッフを中心に化学の基礎を理解・体験できる13のテーマを用意している。参加費や年齢制限はないので気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
9月14日10時から長崎大学工学部1号館12番講義室で受け付けを行う。実験実施時間は10時~12時30分、13時30分~16時。来場者多数の場合テーマ数制限あり。