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長崎の水産加工業者団体が「キッチンカー」完成へ かまぼこ消費量日本一をPR

完成披露セレモニーでのフォトセッション

完成披露セレモニーでのフォトセッション

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 長崎市役所西側広場で11月25日、「長崎かんぼこキッチンカー」完成披露セレモニーが行われた。

キッチンカーで市民に長崎おでんを提供する様子

 同キッチンカーは、長崎は日本一蒲鉾店が多い町として地元のかんぼこ(蒲鉾のこと)をもっと知って味わってもらい、長崎のまちを元気にしようと地元の水産練り製品製造業者で結成した団体「長崎かんぼこ王国」が製作した。木村蒲鉾、まるなか本舗、長崎蒲鉾、長崎井上、杉永蒲鉾の5社が共同で企画開発に取り組んだ。2トントラックをベースにおよそ250万円をかけて作り、車内で長崎おでんと揚げかまぼこの調理販売ができるようLPガスコンロとフライヤーを備える。

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 長崎はかまぼこの消費量が日本一で、「かんぼこ」は長崎人のソウルフードの一つにもなっている。地元では古くから縁起物としても親しまれ、宴席で振る舞うことが最高のもてなしとされてきた。一般的な揚げかまぼこや蒸しかまぼこ、ちくわなどに加え、ゆで卵が丸々ひとつ入った揚げかまぼこ「竜眼」など種類の多さも特徴。長崎の食卓で「おでん」といえば、あご(とびうお)だしをベースに野菜やこんにゃくなどとともにさまざまな種類の揚げかまぼこを煮込んだ「長崎おでん」が一般とされている。

 セレモニーでは主催者や来賓あいさつの後、キッチンカーの除幕が行われ、「長崎かんぼこ王国」のキャラクター「竜眼王」や「ちくわ王妃」も祝いに駆け付けた。会場では「長崎おでん」の無料振る舞いも行われ、寒空の下、集まった市民らができたてのおでんを楽しんだ。

 振る舞ったおでんのかまぼこは5社がそれぞれ持ち寄った物で、おでんを食べた女性は「同じかまぼこでもそれぞれ食感や味わいが違う。今まで決まったかまぼこ屋さんのものを買っていたが、他店の物も買って味比べしてみたい」と笑顔を見せていた。

 キッチンカーは今後、観光スポットや交流拠点、イベント会場などで「長崎かんぼこ」販売とPR活動に活用する。木村蒲鉾の木村彰吾さんは「イベントでのケータリングなど、声を掛けてもらえれば。会場で熱々の長崎おでんなどを提供していきたい」と意気込む。

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