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JR長崎駅で新型車両「YC1系」公開 4カ国語表示やスマートドアを採用

新型車両「YC1系」

新型車両「YC1系」

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 JR長崎駅で1月20日、長崎・佐世保間を走る新型車両YC1系が公開された。

YC1系車両の説明をする鹿島さん

 無塗装ステンレスをベースに、九州を明るく照らす色として「オレンジ」と「青」で彩られた車両はJR九州で初の採用となるリチウム蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリックハイブリッド車両となる。2018(平成30)年から走行試験を行っていた2両と、座席配置など仕様変更を加えた6両の4編成を現在稼働中の老朽化した車両と置き換える。

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 ディーゼルエンジンで発電した電力でモーターを動かして走行する仕組みで、日英中韓の4カ国に対応した行き先表示も備える同車両。最大の特徴として、乗降の際に利用客がドアのボタンを操作して開閉操作が可能な「スマートドア」を採用する。

 車輌型式のYCは「YASASII CHIKARAMOTI(やさしい力持ち)」の略。走行中の余剰電力や回生ブレーキによって生じた電力を必要に応じて蓄電池アシストすることで従来車両に比べ燃費を約20%向上させていることや騒音を低減していることから「環境にやさしい」こと、スマートドアのほか、足元ライトや明るい間接照明を備え、出入り口の段差をなくした車内には車椅子に対応する多機能トイレを備え、優先席の配置にも工夫を凝らしていることから「利用者にやさしい」こと、蓄電池を備えたハイブリッド車両とすることで効率的な走行性能を追求した「力持ち」車両であることに由来する。

 同社総務企画課(運輸)兼長崎鉄道事業部本所(運輸)課長の鹿島綾子さんは「かねて長時間の待ち合わせ停車の際にドアが開いたままだと冬場は寒いという利用者の声があった。スマートドアの採用でサービス向上につながるだけでなく、冷暖房効率がアップすることで環境への配慮にもつながる」と話す。

 スマートドアは駅員がいる駅(一部駅では駅員のいない時間帯は利用不可)などで利用が可能。車両の営業運転は3月14日のダイヤ改正後から。一日駅長による出発式や一般向けの内覧会も行う。

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