生花店「花のあかせ」(TEL 095-826-0239)が1月25日、新地町の新地中華街にある長崎ワシントンホテルから長崎市桶屋町に移転オープンした。
長崎ワシントンホテルの一角に店舗を構えていた同店。生花店一筋20年、妻の伸子さんと2人で店を切り盛りする店主の赤瀬幸春さんは「昨年12月、建物の老朽化に伴い営業終了が決まったことから、慣れ親しんだ場所を退去せざるを得なくなり、後ろ髪を引かれる思いで移転先を探していた」と話す。
店内には、季節の生花を取りそろえるほか、サボテンなどの観葉植物から、ハーバリウム、ドライフラワー、墓参り用の仏花まで幅広くそろえる。
「店舗向かいにある市民会館は以前中学校で、当時を鮮明に覚えている」と話す赤瀬さん。道路を挟んで斜め向かいには公会堂跡で建設が進む市役所の新庁舎があることから、「自身の移転もだが、移ろいゆく長崎の町並みを感じる」とも。
「同じ長崎の街中での移転でも街の雰囲気や客層が異なることから不安も多かったが、近隣の方から気さくに声を掛けてもらいいい場所に移転できたのではと感じている。移転を聞きつけ、遠くなったお客さまも多いのにわざわざ来てくれる。本当にありがたい」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~19時。