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長崎・長与に地域交流施設「み館」 「まちのリビング」目指す

(左から)貞松徹さん、中山聡子さん、畑村竜太さん、中山スィリマーさん

(左から)貞松徹さん、中山聡子さん、畑村竜太さん、中山スィリマーさん

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 「みんなのまなびば み館」が長崎県西彼杵郡長与町にオープンして1カ月がたった。

館内の様子

 「ながよ光彩会」が運営する同施設は、学校や家庭、仕事以外で新たな交流を生む「まちのリビング」として「グループホームながよ」の1階に開設した。つながりのきっかけ作りとして、さまざまなワークショップを定期的に開催するほか、多目的スペースやプロジェクターなどのレンタルサービスも行っている。

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 ワークショップは老若男女問わず、好きなことや得意なことを誰かに教えたいボランティアが「せんせい」を務める。かつて華道の先生だったグループホームの入居者や魚が大好きな13歳の少年など、顔ぶれはさまざま。

 「み館を通してこれからの人生の物語を支援していきたい」と話す、法人業務執行理事で「せんせい」を務める貞松徹さんは、専門学校卒業後、理学療法士として医療やリハビリの現場で働いた後、バックパッカーやワーキングホリデーを経験した経歴を持つ。

 2013(平成25)年から法人グループの事務長として働いていた貞松さんは、入居者が孫に「(お金など)何も渡せなくてごめんね」と話す姿を見て「得意や好きを生かしてお小遣いを稼げる場を作りたい」と思い、同法人の公益事業の拠点として立ち上げた。

 オープン後は施設に立ち寄ることのなかった人々が足を運ぶようになったという。貞松さんは「これまで福祉に関心の薄かった方が自然と話を聞くきっかけになっている」と笑顔を見せる。「選択の自由」を尊重し、介護ケアに取り入れてたことから「固定のルールや概念に縛られず、多様な選択ができる場になれば」と話す。「例えば、登校拒否の子どもが親以外の大人と当施設で関わり、日中笑顔になれるような場所にしていきたい」とも。

 今後は「まちのリビング」として、集まった人たちが感じている町の課題を知り、運営者として何ができるかを考えるためのヒアリングの場としていく方針という。

 営業時間は教室によって異なる。ワークショップの情報はホームページで情報発信する。レンタルサービスについては「ながよ光彩会」(TEL 095-865-7755)まで。