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時津町・特産ブドウの品評会 糖度高くジューシーなぶどう出そろう

無核部門の入賞したブドウ

無核部門の入賞したブドウ

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 時津ぶどう部会は8月27日、JA長崎せいひ久留里営業所(西彼杵郡時津町久留里郷)で収穫の最盛期を迎えているブドウの品評会を行った。

有核部門の入賞したブドウ

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 時津町は大村湾に面し、ブドウに適した栽培環境であることから1961(昭和36)年に栽培が始まり、現在では県内最大規模の産地となっている。夏に旬を迎えるブドウは例年お盆ごろから収穫が始まり、県内を中心に「時津ぶどう」として出荷されるほか、国道206号線沿いの日並郷から子々川郷にかけては生産農家がテントを張って収穫時期限定の臨時直売所が設けられる。直売所では1キロ当たり1,000円から人気の高いシャインマスカットで同2,000円程度で販売されており、農家とコミュニケーションを取りながらさまざまな品種のブドウの食べ比べも楽しめるという。

 品評会にはぶどう部会のメンバー38人が自慢のブドウを持ち寄り、糖度を測定。審査員が色味や粒のそろい方など見た目を審査し、有核部門で元村郷の満本キヌエさん、無核部門で西時津郷の崎山増己さんがそれぞれ金賞に選ばれたほか、銅賞まで順位が決められた。例年は町内で開催される夏祭りに合わせて行い、祭り会場で即売会を行っているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて祭りが中止に追い込まれたことから品評会のみの開催となった。

 JA長崎せいひ営農課の樫山洋一さんは「今年は長雨の影響で病気になってしまうブドウも多く収穫量は例年より少ないものの、夏前からは天候も持ち直したことから、糖度も高くおいしいブドウが収穫されている」と話し、「旬の味覚を楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 収穫時期は9月半ばから下旬ごろまで。

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