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「ビブリオバトルオブ・ザ・イヤー」大賞 書評ゲーム扱う長崎のラジオ番組が受賞

6月14日にオンライン開催となった第2回ビブリオバトル研修会の様子

6月14日にオンライン開催となった第2回ビブリオバトル研修会の様子

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 長崎放送制作のラジオ番組「ラジオDEビブリオバトル」が11月5日、ビブリオバトル普及委員会主催の「Bibliobattle of the Year 2020」で大賞に輝いた。

6月14日にオンライン開催となった第2回ビブリオバトル研修会の様子

 同番組は昨年10月、5分で本をプレゼンし読みたくなった本を投票して「チャンプ本」を決定する書評ゲーム「ビブリオバトル」を専門に扱う初の民放レギュラー番組としてノンスポンサーでスタート。「長崎県をビブリオバトルの強豪県に!」をテーマにビブリオバトルの周知に向けた入門番組として高校生の県大会や自社開催の研修会の様子やバトラーへのインタビューなどを発信。4月には番組趣旨に賛同するスポンサー契約も獲得し、番組の認知が出版界やラジオ界で着実な広がりを見せたことが受賞につながった。

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 長崎放送営業部の永石剛さんは2018(平成30)年1月、テレビ報道に関わっていたことから母校・長崎南山高校の小嶺賢人さんが全国高校生ビブリオバトル決勝大会で長崎県代表として全国ベスト7となる優秀賞を受賞したことを取材。ラジオの営業に異動になったことがきっかけで、「こんな面白いものを放っとくのはもったいない」と同校で指導していた教員を訪ねて協力を仰ぎ、長崎県高文連図書専門部と共催で研修会を開いたことがきっかけで番組を立ち上げることになった。

 「情熱だけで番組をスタートし、試行錯誤しながら運営している」と話す永石さん。「現在はコロナ禍で、オンライン開催のビブリオバトルのラジオ生中継やオンライン研修会などを行っている。中止となった高校全国大会の代わりに何かできないか画策している」という。

 永石さんは「ビブリオバトルは本のセレクトだけでなく、トーク力など本をプレゼンするためのアウトプット能力も求められる。教育的観点からも読解力不足の解消に期待されている面もある」と言い、番組に参加した高校生たちが卒業後にビブリオバトルのサークルを結成するなど波及効果も現れていることから、「数年内にグランドチャンピオンを長崎県から輩出したい。『ビブリオバトルといえば長崎県』と言われるようレベルアップに貢献できれば」とも。

 放送時間は金曜21時15分~30分。