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長崎で「えんとつ町のプペル光る絵本展」 プペルバスが市内2会場を巡回

プペルバスの車内の様子

プペルバスの車内の様子

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 「えんとつ町のプペル光る絵本展inながさき」が11月14日~16日、長崎市内2会場で開催される。主催はながさき夢星プロジェクト。

プペルバスの外観

 芸人・西野亮廣さん(キングコング)が手掛けた絵本「えんとつ町のプペル」は、崖に囲まれ、煙突の煙で空が見えない「えんとつ町」で父が1人だけの漁師だったことから星を見たことがあり、黒い煙の上に星空があると信じる少年「ルビッチ」とハロウィーンの日に生まれたゴミ人間「プペル」の友情を描く物語。総勢33人のイラストレーターやクリエーターらが参加して2016(平成28)年に発表。累計発行部数は45万部を超える。

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 絵本展の会場となる「プペルバス」は大阪府八尾市の山口修平さんが奈良県明日香村で行われた「えんとつ町のプペル光る絵本展」を訪れたことがきっかけで、「病気で入院生活を余儀なくされるなどの理由で絵本展に行くことができない子どもたちのために、どこでも個展を開催できる移動式個展会場を作ろう」とプロジェクトを始動。賛同者や協力者を増やすために全国各地で宣伝活動を行い、昨年5月末までクラウドファンディングで資金を集めた。9月にバスを購入し、11月に完成させた。

 ながさき夢星プロジェクト代表の中村晃子さんはシングルマザーとして働きながら子育てに奮闘していたが、2年ほど前に子どもが発達障がいにより不登校になったことがきっかけで支援活動を行ってきた。昨年5月にプペルバスのクラウドファンディングを知り、支援活動を行っている団体のイベントとして開催しようと応募。15日間の開催権利を得ていた。

 その後、コロナ禍でイベントの開催が困難となったことから、「一度は延期も考えた」という中村さん。「自粛要請によってイベントなどが軒並み中止となり子どもたちも諦めることが多くなった。子どもが保育を受けられず働けなくなる親も出てくるなど自らの周りでも不安な中にいる人が多くいる。こんな時だからこそ空に星はないと誰もが思っているえんとつ町で、『星はある』と空を見上げ続けるようにうつむいた顔を上げるようなイベントをするべきではないか」と開催を決意したという。

 開催に当たっては密を避けるため入れ替わりで展覧するよう入場制限を設け、事前予約と当日受け付けを半数ずつとするチケット制にすることで感染症対策を実施。11月5日~19日に長崎県内で一般公開する9会場のほか、児童養護施設や保育園、小学校などを巡回している。

 絵本展に合わせて「見つけてみよう君の星」と題し、長崎県在住の高校3年生までを対象にオリジナル作品の募集も行う。優秀作品には賞品を贈るほか、応募作品はパンフレットや絵本にまとめる予定。

 中村さんは「すでに全国を回っているプペルバスに歓声を上げ、目を輝かせている子どもたちの姿がある。長崎の子どもにこのキラキラと光る絵を見て、笑顔になってもらえれば」と意気込む。

 会場は、14日・15日=みらい長崎ココウォーク(長崎市茂里町)、16日=出島表門橋(江戸町)。入場料は500円(18歳未満無料)。開催時間や事前予約、チケットの入手方法はホームページで確認できる。