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浜町の書店に学生制作の広告展示 キャリア学習の一環で

展示スペースに並ぶ学生らのポップ

展示スペースに並ぶ学生らのポップ

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 浜町アーケードにある好文堂書店(長崎市浜町)で中高生らが職場体験学習で制作したポップ広告の展示が行われている。

絵やコメントに個性が光る

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 老舗書店として親しまれている同店は1906(明治39)年に創業。1972(昭和47)年に現在の好文堂ビルが新築。2014(平成26)年に同ビル地下1階に移転し、「図書館のように本に親しみ、くつろいでもらえる空間」としてリニューアル。雑誌やコミック、文庫などと並んで郷土書のコーナーを設置した店内では、地元・長崎にまつわる歴史や文化などについて書かれた本をはじめ、地元の作者が出版した書物などを扱い、地域文化の発展に向けた情報発信拠点としての役割も担ってきた。

 以前から中学校や高校からの要請で学生の職場体験学習を受け入れてきたという同店。数年前から学習の一環として店内にある好きな本を選んでもらい、販促ポップの製作を行っていたが、一堂に展示を行うのは今回が初めての取り組み。万屋町側にある階段を下った踊り場に設置された展示スペースには今年職場体験を行った学生が手掛けた70点ほどの作品が並ぶ。

 同店スタッフの田中和子さんは「良いポップができたら実際に店頭で使わせてもらっていた。最近の子は絵がうまく目を引かれるようなポップを作ってくれることも多い。当店を指名して職場体験に来てくれる子もいるのがうれしい。作ったポップを実際に売り場で使うことでより一層描く手に力が入っているようだ」と話す。

 営業時間は10時~19時。展示は11月30日まで。

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