看板犬のトイプードルが出迎える「Cafe Tony&Chloe」(長崎市浜町、TEL 095-895-8366)」のトニー(雄)が2月20日、16歳の誕生日を迎えた。
18歳から長崎で暮らしているというオーナーMartin Babaさんが2匹の愛犬と共に働けるよう、ペット同伴で楽しめるドッグカフェとして2014(平成26)年にオープンした同店。トニーと共に看板犬として親しまれているクロエとの2匹の名前が店名になっている。
Babaさんはドッグフードで作られた特別なバースデーケーキを用意して愛犬の記念日を祝福した。人間で言うと80歳以上になるトニー。平均余命を超えて目や耳が不自由になってきているが、食欲も旺盛で毎日Babaさんと共に歩いて出勤しているという。
同店はペットと同伴でき、サンドイッチやワッフルなどの軽食や、日本では珍しいというブルガリアの郷土料理なども楽しめることから、愛犬家の憩いの場としても親しまれていた。昨年から新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来店を控える愛犬家もいることからBabaさんは「コロナ禍で訪れづらくなってしまったのでは」と話す。せめて家で愛犬との時間を楽しんでほしいとテークアウトメニューに力を入れ、昨年4月からはテークアウト商品や愛犬の健康に考慮した無添加の「ワンコごはん」を特別価格での提供を開始。依然として収束が見通せないことから現在も続けている。
「オープンから7年目を迎え、看板犬目当てに訪れる客も多い」と話すBabaさん。「最近トニーは店にいるときは寝ていることが多いが、少しでも長く元気な姿が見られるように健康に気を使って世話していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は12時~20時(金曜・土曜は23時まで)。火曜定休。