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長崎大学の練習船、被災地へ向け出航-県備蓄の救援物資運ぶ

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 東日本大震災の被災者を支援するため、長崎県は3月14日、長崎大学水産学部(長崎市文教町)の練習船「長崎丸(842トン)」を被災地へ派遣した。

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 3月14日18時ごろに長崎新漁港を出航した同船には乗員22人、大学関係者11人、長崎県職員3人が乗船。救援物資として長崎県が備蓄していた毛布3,000枚、下着類5,900枚、タオルケット270枚、長崎蒲鉾水産加工協同組合員20社からかまぼこ類約1万1,000キロ、長崎漁港水産加工団地協同組合員1社から乾燥のり段ボール10箱、長崎県漁業協同組合連合会から水588リットル、煮干し800キロを被災地へ届ける。

 練習船には、1日8トンの海水を淡水化する造水機と180トンの貯水タンクを装備しており、被災地の飲料水の不足を支援することも期待されている。

 被災地への到着は17日を予定しているが、16日午後の時点では到着場所は未定。海上の漂流物など被災地の状況に合わせて到着場所を調整するという。長崎への帰港は3月24日前後を予定。今回は第1陣の災害派遣となり、第2陣は現時点では未定。

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