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花丘町に長崎スタイルのうどん店 自家製麺とだしにこだわる

看板メニュー「花水喜うどん」と「炙りいなり」

看板メニュー「花水喜うどん」と「炙りいなり」

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 長崎市花丘町に4月21日、長崎スタイルのうどん店「花水喜(はなみずき)」(TEL 095-845-9987)がオープンした。

来店を呼びかける伊藤さん

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 長崎市や福岡市で飲食店を展開する「エム」が昨年までイカの生き造りなどを提供する「酒菜処(どころ) 花おか」として営業していた店舗を改装し、新業態で新たなスタートを切った。大阪の料亭で経験を積み鍛冶屋町にある居酒屋「酒菜処 のさ庵」で20年ほど料理長だった伊藤嘉朗さんが店長を務める。店名の「花水喜」は店がある花丘町と店の近くにある水神様、「喜ぶ」から一文字ずつ取ったという。

 うどん好きという伊藤さんはでこれまで地元・長崎だけでなく本場・香川のさぬきうどんや福岡の博多うどんを中心にさまざまな店を訪れていた。料理人として積んできた経験を生かして試行錯誤を重ねて仕上げたうどんは、だしに羅臼昆布や瀬戸内産のいりこをベースにサバやウルメ、カツオなどを使い優しい味わいに仕上げている。香川県産の小麦粉をメインに独自に配合し、前日の夜から仕込みを行うことで熟成させる「宵練り」で打ったやや細めの自家製麺と合わせ「毎日でも食べたくなる長崎スタイルのうどん」を目指している。

 看板メニュー「花水喜うどん」(1,000円)はえび天、ごぼう天、牛肉と共に、このメニューのために開発したという鯛(たい)だしかまぼこの天ぷらがのるボリューム感のある一品。このほか京風のショウガが香る「あんかけ玉子とじうどん」(800円)や濃いめのだしとレモンで仕上げた「ぶっかけうどん(温・冷)」(500円)などを用意。注文を受けてからあぶることで香ばしさを引き出した「炙(あぶ)りいなり」(200円)などサイドメニューもそろえる。

 「提供直前に麺をゆでることでやわらかめの麺ながらもちもちつるつるでぷりっとしたコシのある食感を実現していることから、あえてセルフ式にしなかった」と言う伊藤さん。「うどんというと注文してすぐに提供されるものというイメージがある。この方法だと提供に少し時間がかかってしまうが、揚げたての天ぷらや出来たての最もおいしい状態の麺を味わってもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時。水曜定休。

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