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長崎ウーマンズ・ウォークラリー、3年ぶり開催へ 今年は男子解禁で「うふふ」

ポスターを手に参加を呼びかける出水さん

ポスターを手に参加を呼びかける出水さん

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 水辺の森公園(長崎市常盤町)で11月3日、「長崎ウーマンズ・ウォークラリー」が開催される。

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 長崎市民には「男子禁制」と「うふふ」と書かれたピンク色のポスターで知られる同イベント。「長崎という自分の街を知ろう」をコンセプトに、「男子禁制」のまち歩きイベントとして1987(昭和62)年から毎年開催。35回目となる今回は5年に1度ある「男子解禁」での開催の年。一昨年と昨年はコロナ禍でオンラインイベントとなっていたため、3年ぶりのリアル開催となる。

 コピーライターで実行委員長の竹中晴美さんは「長崎には知れば知るほど多くの偉人がいる一方、長崎の中の人たちは長崎のことを知らなすぎる。まち歩きをすることで関心を持ってもらうきっかけの場になれば」と話す。

 今年は約6.4キロのコースを設定。史跡・出島(出島町)、長崎(小島)養生所跡資料館(西小島町)、興福寺(寺町)、眼鏡橋(魚の町)、松森天満宮(上西山町)、長崎市防災体験ひろば(興善町)の6カ所に設けたチェックポイントを巡りながらクイズに答える趣向。

 今年のポスターのモデルは、1857年から1862年にかけてオランダ海軍の軍医として海軍伝習所で医学を教えるために来日したポンペ。医学教育に全身全霊を注いだポンペの願いで1861年に設立された「長崎小島養生所」は日本最初の近代西洋式病院となる。

 ポスターにポンペと共にイラストで描く「デミー」は長崎大学職員のデミー博士こと出水享さん。出水さんはインフラ維持管理の技術者養成に携わりながら子どもに向けて、土木の仕事や防災の役割を知ってもらうイベントを開いてきた。

 同イベントに土木学者として初めて参画することとなった出水さんは当日、眼鏡橋のチェックポイントで周辺の防災などについて解説する。出水さんは「新しい切り口で長崎の魅力をお届けするので楽しみにしてほしい」と意気込む。

 閉会式ではバイオリニスト・中西弾さんによる演奏や毎年人気という長崎居留地男声合唱団によるコーラスも披露する。

 参加料(参加賞・保険料含む)は、大人=1,200円、小人(高校生以下)=700円。参加は長崎県内在住者限定で、定員は900人。申し込み締め切りは10月31日。メトロ書店、S東美サービスカウンターなどの店頭とホームページで受け付ける。

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