時津町に「Espresso D Works(エスプレッソ・ディー・ワークス)時津店」(時津町野田郷)がオープンして11月16日で1カ月を迎えた。
長崎県内に「焼肉竹林」「焼肉牛蔵」「椿グリル」などを展開する「プラス1」(諫早市)が経営する同店。昼はランチやカフェメニューを中心に提供し、夜は酒とともに小皿料理などを提供する「ニューヨークスタイル」のエスプレッソカフェとして関東・東海地方を中心に展開。九州では諫早店(諫早市)に次ぎ2店舗目の出店となる。
「サードプレイス」をコンセプトとする同店。丘の上にある景色を眺めながら食事を楽しむことができるカフェは天井が高く、木目を基調とした開放的な空間に仕上げた。大久保邦泰社長は「2年ほど前から出店計画があり、時津以外にも大村など数カ所の候補地があったが、丘の上にあるロケーションの良さなどから、この場所への出店を決めた」と振り返る。
店内には、小麦粉と水分量を同量にすることで「フワッと柔らかく、小麦粉の風味や味わいを楽しめる」という食パン「One Houndred(ワンハンドレッド)」をはじめ、クロワッサンなどを並べるベーカリーショップを併設。1日2回。計200本ほど用意する食パンは30分足らずで完売するほど人気だという。
カフェではパンケーキなどのカフェメニューのほかモーニングやランチ、ディナーと時間帯に応じたフードメニューを提供。ホール統括マネジャーの才藤美香さんは「ワタリガニからだしを取ってコク深い味わいを引き出した『渡蟹(わたりがに)トマトクリーム』や、2日かけて煮込んだソースが特徴の『名物!トリュフオムレツ』などのこだわりのメニューを用意している」と笑顔を見せる。「甘みを抑えたふわふわ系のパンケーキも注文を受けてから焼き上げるため提供に20分以上かかる」とも。
さらに、「ランチメニューでは人気の食パンを使ったトーストが付くセットが楽しめることからトーストを目当てに来店する客も多い」と話す才藤さん。ドリンクメニューにも専用エスプレッソ豆を使ったコーヒーや自家製レモネードなどを用意する。
「メニューが豊富で朝から夜まで営業しているのでシーンに合わせて使ってもらっている様子。リピーターも多く、若い女性を中心に高齢の方にも連日多くの方に来店してもらっている」と手応えを感じているという。
営業時間は9時30分~22時(ランチタイムは11時~15時)。