JR九州が長崎駅周辺で現在整備を進めている新駅ビルの名称を、既存部分のビルと合わせて「JR長崎駅ビル」にすると発表した。
新駅ビルの開業に伴い、既存の「アミュプラザ長崎」は「アミュプラザ長崎 本館」へ名称を変更。アミュプラザ長崎は最新トレンドを発信するファッション・雑貨店を中心にレストラン街や映画館などを併設しエンターテインメント・サービス、コミュニティーの拠点となる大型商業施設として2000(平成12)年9月21日にオープン。西九州新幹線開業に向けて移転したJR長崎駅高架下に2022年3月18日、土産店や飲食店を中心とした長崎街道かもめ市場が開業していた。
現在建設を進めているのは1階~4階と5階の一部に商業施設が入る「アミュプラザ長崎 新館」と5階・6階の「JR長崎駅ビル・オフィス」、1階と7階~13階の「長崎マリオットホテル」。新駅ビルの開業に伴い、既存2施設を含めた駅ビル全体の名称が「JR長崎駅ビル」となる。
施設を運営するJR長崎シティによると、アミュプラザ長崎新館には長崎初出店39店舗、九州初出店3店舗、新業態1店舗を含む86店舗の出店が決定。本館と長崎街道かもめ市場を合わせると合計246店舗になる予定。
長崎マリオットホテルは長崎のランドマークである稲佐山や長崎港などを望むことから約7割の客室にバルコニーを設置。「世界品質のナガサキホスピタリティーを全てのゲストへ」をコンセプトに来年初頭の開業を目指す。
オフィスビルは長崎最大級の1フロア約1150坪の貸室を備える。長崎初出店のコワーキングスペース「Q-Lounge NAGASAKI」やオフィスワーカー向けに約500坪のガーデンを望むラウンジなどを併設し、多様なワークスタイルに対応した駅直結の快適なワークスペースを目指す。
新駅ビルは今年秋に開業を予定する。