軍艦島デジタルミュージアム(長崎市松が枝町)に「cafe X(カフェエックス)」が本格オープンして、7月1日で3カ月を迎えた。
同施設を運営するユニバーサルワーカーズ(南山手町)が手がける同店。「軍艦島」をコンセプトにした店内は石炭をイメージした壁などを設置。ロゴには軍艦島を象徴する通称「X階段」を「朽ちながらも魅力を放つ永遠の存在」としてシンボル化した「チョウ」をあしらう。
自家焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒーや、素材から作るというイタリアンジェラートを提供する同店。コーヒーは、水出しコーヒーに専用サーバーを使って窒素を加え「クリーミーな舌触りを楽しめる」という「ドラフトコーヒー」(550円)や、エスプレッソマシンでいれたカフェラテ(605円)などを提供。4種類のイタリアンジェラートのほか、世界遺産「軍艦島」をモチーフにした同社のゆるキャラ「ガンショーくん」をあしらったスイーツやカステラサンドなどのオリジナルメニューと共に提供する。
ユニバーサルワーカーズ広報の佐藤義太郎さんは「グラバー園などがある旧居留地エリアには観光の合間に一息つけるような飲食店が少なかった。軍艦島ツアーやミュージアムの利用者だけでなく、長崎観光の際に一休みできる場所として気軽に利用してもらえれば」と呼びかける。
営業時間は9時~17時。