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長崎の夕日と夜景を楽しむクルージング 新たな観光資源目指し企画

モニタークルージングの様子

モニタークルージングの様子

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 軍艦島クルーズなどを手掛けるユニバーサルワーカーズ(長崎市南山手町)がサンセットクルージングを企画し、10月29日にモニターツアーが開催された。

ツアーをPRする軍艦島のガンショーくん

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 角力灘に沈む夕日や世界三大夜景の一つにも選ばれている長崎の夜景を海から楽しんでもらおうと企画したチャータープラン。日中は軍艦島クルーズで運行している200人乗りのクルーザー型客船「JUPITER(ジュピター)」で長崎港周辺のクルージングを楽しむことができる。

 モニターツアーには旅行会社や観光を担当する行政関係者などが参加。17時に常盤町の常盤埠頭(ふとう)を出港し、右手に世界遺産「ジャイアント・カンチレバークレーン」や三菱重工長崎造船所を眺めながら女神大橋を抜けて伊王島沖を目指した。船内では同社が開港450周年を記念して制作したオリジナル動画の上映も行われた。イタリアンレストラン「Muggina(ムッジーナ)」(鍛冶屋町)によるケータリングも用意し、シェフ鈴木貴之さんがウエルカムドリンクと共に船内でも手軽に楽しめるフィンガーフードを振る舞った。

 日没時刻となる17時32分には船を停船し、参加者らは船の前後にあるデッキからあかね色に染まる夕日を楽しんだ。「船酔いしやすい」と不安を感じながら乗船した参加者もいたが、船には横揺れ防止装置が装備されており、揺れが少ないことから「船酔いせずにクルージングを楽しめた」という声も。

 日没後、船は長崎港に向けてかじを取り、参加者らは客席で開港450年を記念して制作された映像を楽しんだ。女神大橋が近づくと再びデッキからライトアップされた女神大橋と長崎の夜景を眺めながら港内に進んだ。参加者の1人は「普段は見ることができない『海からの長崎の夜景』もすてきだった。船からの夕日と夜景で長崎の魅力がまた一つ増えたのでは」と笑顔を見せた。

 ユニバーサルワーカーズ広報の佐藤義太郎さんは「出島メッセや周辺施設もオープンを迎え、交流人口も増えることが見込まれる中で、長崎を訪れる方々に新たな魅力を提供したいとツアーを企画した。長崎の美しい夕日や夜景を海から眺める新たな観光資源として利用してもらえれば」と意気込む。

 チャータークルーズは最大80人までの貸し切り運行が可能。軍艦島デジタルミュージアムの貸し切りとセットで1時間当たり55万円。内容や時間などオーダーメードで設定でき、ケータリングなどの持ち込みもできる。問い合わせ・申し込みは軍艦島コンシェルジュ(TEL 095-895-9300)まで。

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