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長与町のコワーキングスペース「ムカバランタ」が1周年 温泉施設に併設

「ムカバランタ」のフリースペース

「ムカバランタ」のフリースペース

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 「長崎温泉 喜道庵」(長与町岡郷)の敷地内に併設されたコワーキングスペース「Mukava Ranta(ムカバランタ)」が7月1日で1周年を迎えた。

利用を呼びかける濱田さん

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 同温泉施設は1998(平成10)年にオープンし、約2年半前に現在運営しているハマダ(岡郷)が経営を引き継いだ。毎日4便の無料送迎バスを運行するなど取り組みを進めてきた同社。「柔軟な働き方が求められている今、北欧のライフスタイルに、そのヒントがあるのでは」という考えからコワーキングスペースの開設を決め、同施設に併設する、かつて飲食店があった3階建てビルで宴会場として利用されていた2階・3階部分をリニューアル。「ムカバランタ」は目の前に大村湾が広がることから、フィンランド語で「心地よい浜辺」を意味する。施設のロゴは地球をイメージし、カラフルな色はそれぞれ太陽、空、水、森、大地、海を表している。

 2階にあるコワーキング施設はオーシャンビューの開放的なオープンオフィスのほか、リモートワーク向けの個室や打ち合わせなどに利用できるミーティングルーム、24席を備えるセミナールームを用意。ドリンクスペースやシャワールームも完備する。3階はシェアオフィスを設けた。

 オープン後は「施設の魅力を、より多くの人に知ってもらうきっかけ」にしたいとイベントも開催。7月21日・22日に開催予定のマルシェは昨年9月と12月に続き3回目。マルシェでは地元を中心に各日20店ほどが出店し、イベントを盛り上げる。

 同施設が大村湾を望む自然豊かなエリアにあることから、「日常から離れた空間で新しい働き方やライフスタイルを提案していきたい」と話す同社統括責任者の濱田孝一さん。「今後も、このエリアの魅力を生かしながら利用者に喜んでもらえるような取り組みを進めていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~21時。フリースペースは、1時間=550円、3時間=1,100円、1日=1,650円。温泉入浴付きの月会員3万3,000円も用意する。第2火曜定休。

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