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「大衆割烹樋口築町店」で酒と食楽しむイベント 「でじま芳扇堂」とコラボ

イベントに向けて意気込む(左から)大衆割烹樋口築町店の山下店長とひぐち飲食部長の西村さん、でじま芳扇堂の日向さん夫妻

イベントに向けて意気込む(左から)大衆割烹樋口築町店の山下店長とひぐち飲食部長の西村さん、でじま芳扇堂の日向さん夫妻

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 「長崎の『旬』を愉(たの)しむ」をテーマに酒と食を楽しむイベントが7月26日、大衆割烹(かっぽう)樋口築町店(長崎市築町、TEL 095-801-1112)で開催される。

でじま芳扇堂で醸造している「芳扇」シリーズと「たすき」シリーズ

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 長崎県と福岡県に飲食店27店舗を展開するひぐち(時津町左底郷)が経営する同店。1955(昭和30)年、浦上駅前に同店の前身となる割烹店「豚平」を開業し、1962(昭和37)年に手軽な割烹店「ひぐち浦上店」にリニューアル。浦上店は現在閉店しているが、2019年、ホテル開業に合わせて築町店をオープンした。

 「飲食を手がける地場の企業として長崎の食の魅力を発信したい」と地元の食材や長崎の食文化を届けようと、さまざまな取り組みを行ってきた同社。飲食営業部長の西村壮平さんが昨年、出島町にギャラリーを併設した都市型醸造所「でじま芳扇堂」の立ち上げに向けて準備を進めている日向勇人さんのことを知った。

 3月にオープンした「でじま芳扇堂」では、日向さんが清酒「鍋島」を手がける富久千代酒造(佐賀県鹿島市)や2020年に東京・浅草初のどぶろく醸造所として開所した木花之醸造所で培った経験と日本酒の技術を生かしたどぶろく「芳扇」シリーズを醸造。日本酒の原型とされるどぶろくは米以外の原料も使うことができることから、地元の旬の農産物を主原料にした新銘柄「たすき」を発表。「黒田五寸人参」やデコポン、白桃を使ったどぶろくを毎月発売してきた。

 日向さんのどぶろくに対する情熱と「長崎の文化を豊かなものにしたい」という思いに共感し、立ち上げに向けたクラウドファンディングで支援していた同社。西村さんは「ひぐちの和食を中心とする食とでじま芳扇堂の酒をマッチングしたイベントが開きたいと考えていた」という。クラウドファンディングの返礼品として試作していた長崎らしさを感じる果物を使ったどぶろくが仕上がるタイミングでイベントが実現した。イベントでは「長崎の旬を楽しむ」をテーマにした全7品の限定コースとともに日向さんが料理に合わせてセレクトしたどぶろくを、飲み方も交えて提案。ひぐちが手がける「ながさきジェラート」とのコラボメニューも登場するほか、試作中のオリジナルどぶろくを初公開する。イベントに向けた試作の様子などを同店インスタグラムで順次、公開していく。

 参加費は8,000円。事前予約制で、定員25人。申し込みは大衆割烹樋口築町店で受け付ける。受付時間は9時~11時、15時~17時。

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