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長崎・野母崎で恒例「伊勢エビまつり」 即売・飲食店で伊勢エビ料理提供

来場を呼びかける実行委員会(野母崎地域センター)の内野さん(右)と安達さん

来場を呼びかける実行委員会(野母崎地域センター)の内野さん(右)と安達さん

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 長崎市野母崎で現在、「第24回 長崎のもざき伊勢エビまつり」が開催されている。

エリア内8店舗で伊勢エビ料理の提供を行う

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 長崎は全国でも有数の伊勢エビの産地で、野母崎は崎戸や新三重と並び県内3大産地の一つとして知られている。

 イベントは特産品の伊勢エビで地域を盛り上げようと、伊勢エビ漁解禁直後の毎年9月に野母崎三和漁業協同組合の活魚流通センター(長崎市脇岬町)で伊勢エビの即売などを行うイベントとしてスタート。周辺エリアの飲食店で伊勢エビ料理の提供を行うなど地域ぐるみのイベントに拡大していたがコロナ禍で2年中止となり、昨年は規模を大幅に縮小しての開催となっていた。

 行動制限が解除されて初のイベントとなる今回。期間中、活魚流通センターで伊勢エビを通常より2割ほど安い1キロ(約2~4匹)7,020円で販売(地方発送にも対応)。エリア内8店舗で伊勢エビ料理を提供する。

 最初の週末となる3日には「長崎のもざき恐竜パーク」(長崎市野母町)で小学生以下を対象に伊勢エビつかみ取りや伊勢エビみそ汁を400杯限定、1杯500円で販売するイベントを実施。延べ5000人以上が来場し盛り上がりを見せた。

 「伊勢エビの漁獲量がここ20年ほど減少を続けており、イベントの存続が危ぶまれる時期もあった。昨年は漁獲量が回復して絶不調の年の倍くらい、今年も昨年よりやや少ないものの漁獲量は順調」と話す同漁協の岡部聖二組合長。「『野母崎を訪れてもらったみんなに喜んで帰ってもらいたい』と昨年から伊勢エビつかみ取りなどのイベントを始めた。一昨年に長崎のもざき恐竜パークがオープンし、地域の情報発信基地となっていることから、今年はイベント会場を同施設に移しての開催を決めた」と振り返る。

 同施設の安達考紀所長は「伊勢エビまつりは子どものころから毎年当たり前のように行われてきた恒例イベント。近年は新しい飲食店が増え、恐竜博物館などができたことで野母崎を訪れる客層にも変化が見られる。多くの人に楽しんでもらえるよう地域で一丸となって盛り上げたい」と意気込み、来場を呼びかける。

 イベントは9月30日まで。

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