北九州発祥のうどんチェーン「資さんうどん長崎平間店」(長崎市平間町)が12月19日、オープンした。
1976(昭和51)年に1号店となる一枝本店(北九州市)がオープン。創業当時から24時間営業だったことから重工業の街として発展してきた同市で工場勤務の労働者やタクシー運転手などを中心に昼夜問わず幅広い客層に親しまれてきた。
北九州市を中心に福岡県内各地に店舗数を拡大し、2009(平成21)年には山口県、2019年に佐賀県に進出したのを皮切りに九州全県に順次展開。現在は大阪府から鹿児島県にかけての1府9県に66店舗を構える。九州唯一の空白地帯だった長崎県に同店がオープンしたことで九州7県の全県制覇を達成した。
一番人気の「肉ごぼ天うどん」(760円)を中心に、口当たり柔らかくなめらかで、中はモチモチのオリジナルのうどん麺を使用。毎日店で取るだしはサバやコンブ、シイタケなどを使い、「やや濃い目の味つけと甘さの残る風味」が特徴。同社広報の原田浩陽さんは「いわゆる福岡の柔うどんよりも歯応えがあり、讃岐うどんほど固くない資さんうどんならではの一杯に仕上げている」と話す。
北海道産小豆を100%使い、甘さ控えめで、塩味を感じる味わいに仕上げる「ぼた餅」(1個150円)は春・秋の彼岸期間中は毎回1週間で27万個、年間で540万個以上販売する人気の名物商品になっている。
このほか、丼メニューで一番人気という「カツとじ丼」(750円)のミニサイズに、ミニ肉ごぼ天うどんとミニぼた餅がセットになった「しあわせセット」(880円)も用意する。
原田さんは「これまで多くの要望を頂いていた長崎にようやくオープンすることができた。長崎の皆さまに愛される店となれるよう頑張っていきたい」と意気込む。
営業時間は7時~翌2時。