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長崎・葉山の「うどん処はくしか」が1周年 おでん一筋の老舗が新業態

あごだしをベースにしたうどんには自家製麺を合わせる

あごだしをベースにしたうどんには自家製麺を合わせる

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 「うどん処はくしか西友道の尾店」(長崎市葉山1)が11月22日で1周年を迎える。

自慢のおでんも楽しめる

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 同店は、あご(とびうお)だしをベースに、野菜やこんにゃくなどとともにさまざまな種類の揚げかまぼこを煮込んだ「長崎おでん」の専門店として70年以上にわたり親しまれ、中心部の浜町や銅座町などに展開してきた「はくしか」(万屋町)の新業態店。統括マネジャーの光冨英治さんは「これまでは中心部の夜の飲み客がメインだったが、コロナ禍などもあり70周年の節目を迎えるタイミングでだしを生かして新たな店舗展開をしたいと考えていた」と話す。中心部での出店も考えていたが、昨年、1989(平成元)年から西友道の尾店の2階レストラン街で営業を続けてきた「月見茶屋」の撤退が決まったことから、「長年親しまれてきた店がなくなってしまうと聞き、この場所でうどん店を引き継いでいこうと決めた」と振り返る。

 提供するうどんは、店で親しまれてきたおでんと同様に平戸産のあごや枕崎産のかつお節、利尻こんぶなどで取った「淡口でしっかりとしたコクとうまみを引き出した」というだしに店内で打つ細くて歯切れのいい自家製麺に合わせる。おでんも用意し、おでんやいなりずしなどはテイクアウトにも対応する。

 「近隣に住む年配層や買い物に訪れるファミリー層を中心に来店してもらっている。夜の街から遠のいていた人も昔を懐かしんで立ち寄ってくれることもある」と話す光冨さん。酒の提供も行っていることから「夜はおでん片手に一杯楽しんで帰るという利用もしてもらえるとうれしい」と来店を呼びかける。

 1周年に合わせ11月22日~24日、かけうどんを1杯200円で提供する。

 営業時間は、11時~14時30分、17時~19時(土曜は11時~16時、17時~19時。日曜は11時~15時、16時~19時)。

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