どら焼き専門店「Ririkana sweets(リリカナスイーツ)」(長崎市豊洋台1)が1月27日、オープンした。
どら焼きとともにバターケーキや桃カステラが並ぶ(価格はプレオープン時のもの)
「笑顔になれる焼きたてお菓子」がコンセプトの同店。カステラなどを製造する工場で和菓子職人として勤務していた店主の山口純一郎さんが昨年4月、移動販売のどら焼き専門店としてにオープン。店を構えることを目標にマルシェなどに出店していた。開業からわずか1年足らずで自宅の一角を改装した工房兼店舗を持つことを実現した。
販売するどら焼きは一つ一つ店頭で焼き上げるスタイルで、トレードマークのかわいいロゴが入る。米粉をブレンドし、しっとりとした「ふわもち食感」の生地に甘さ控えめのあんを挟み、さっぱりと味わいに仕上げた。
スタンダードなあん入りの「りりかなどら焼き」(210円)やあんホイップどら焼き(240円)のほか、小さな子どもにも食べてもらえるよう「皮のみ」(140円)も用意。白あんに緑茶を練り込んだ「お茶あん」(210円)やサツマイモを使った「いもバターどら焼き」(270円)、「チョコあんどら焼き」(220円)など変わり種もそろえる。
店を構えたことから、「菓子職人としてさらなる挑戦をしたい」と、どら焼き以外のお菓子もラインアップ。「リリカナバターケーキゆず・ほうじ茶」(各300円)や期間限定で桃の節供を祝う長崎伝統の菓子「桃カステラ」(390円)を用意。山口さんは「バターケーキにはユズ果汁100%を使い、北海道産バターの香りと爽やかさが味わえる一品に仕上げた。これまで培ってきた和菓子の技術を元に独自のレシピを作り上げた」と話す。
「これまではマルシェに訪れる客が中心だったが、実店舗を持ったことから、土産やさまざまな場面で使ってもらえるようパッケージ入りの商品なども充実させていきたい」と意気込む山口さん。「ぜひ気軽に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~16時。