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長崎・深堀漁港でカキ焼きイベント 地域活性化と産地としての周知目指す

来場を呼びかける平田さん

来場を呼びかける平田さん

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 「深堀恵比須カキ祭」が2月23日~25日、深堀漁港で開催される。主催は長崎市みなと漁業協同組合。

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 同漁港を拠点に4年ほど前から本格的にイワガキの養殖に取り組み、一昨年から「夏盛(なつざかり)」と名付けて販売をスタートしていた「長崎みなと水産 平田屋」(長崎市深堀町)の平田浩太郎社長。カキの養殖も試験的に始め、今季から直売所で販売していた。「深堀地区を盛り上げたい」と3年ほど前、仲間と長崎市みなと青壮年部会深堀を立ち上げた。

 イベントは深堀でカキの産地として取り組みを始めていることを知ってもらうと同時に、同地区の活性化につなげたいと企画したもの。江戸時代、鍋島藩領の城下町だった同地区には60体ほどのえびす像が祭られている。深堀地区のえびす像は「浜えびす」「屋敷えびす」などさまざまな種類がある。多くがカラフルに塗られているのが特徴で、武家屋敷の景観が残るエリアと併せて、地域おこしに向けた取り組みも行われていることから、えびす像にあやかったイベントとした。

 当日は深堀産と戸石産のカキ580キロほどを用意。席代(500円)を払うと1キロ1,000円でカキを購入でき、90分間利用できる。海鮮バーベキューやビールなども用意し、たこ焼きやかまぼこも販売する。ビールや発泡酒、肉、魚介類以外は持ち込み自由とすることで、カキが苦手な人でも楽しめるよう工夫する。

 「長崎のおいしいカキを多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける平田さん。「来年に向けカキの養殖も本格化させていきたい。深堀をカキやイワガキの産地として知ってもらい、生産体制を整えることで漁業への新規就労者の選択肢や地域活性化につなげていければ」と意気込む。

 開催時間は10時~18時。

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