「第1回 呑（の）みさるくNAGASAKI2024」が3月3日、思案橋周辺の飲酒店12店で開催される。主催は一般社団法人「長崎県飲食観光業盛り上げ隊」（長崎市油木町）。

尾曲がり猫がトレードマークのバッジを購入するとイベントに参加できる

　コロナ禍で打撃を受けた飲食業や観光業の活性化を図ろうと、これらの企業に食材や酒、花などを提供するサプライチェーン事業者を中心に52社が加盟する横断的な組織として一昨年5月に設立された同団体。昨年8月、長崎市内の生花店とバーが協力し、月替わりで県産花をテーマにしたオリジナルカクテルを提供するイベントをスタート。県産の食材や特産品のかまぼこを県産酒と組み合わせて提案する企画などを行ってきた。

　初の飲み歩きイベントとなる今回は思案橋周辺の飲食店が県産酒の酒蔵とコラボ。イベントに合わせて長崎で愛される尾曲がり猫をモチーフにデザインしたキャラクターが描かれた缶バッジを購入するとイベントに参加できる。当日は参加飲食店で、つまみとコラボした酒蔵の酒をセットにした特別セットを500円～1,500円程度で注文できる。飲食店にはコラボした酒蔵の杜氏らが立ち、ストーリーなどとともに楽しむことができるようにする。

　同法人専務理事の大場信之さんは「県内の酒蔵が一度に集まり飲み歩きできる機会はなかなかない。魚や肉など食材も長崎県産にこだわり、地元ならではのつまみと酒を、ここだけの酒トークとともに楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。「コロナ禍による行動制限解除後も繁華街のにぎわいが、体感ではまだコロナ禍前の7～8割ほど。イベントや取り組みを通じて地元を盛り上げていきたい」とも。

　開催時間は12時～18時。缶バッジは300円（当日500円）で、参加店で購入できる。