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長崎大丸チャリティー企画第3弾は「政どん風呂敷」-隠しデザインで遊び心も

長崎ネタプロジェクトのメンバー石井さん(左)と高山さん(右)

長崎ネタプロジェクトのメンバー石井さん(左)と高山さん(右)

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 7月末に閉店する博多大丸長崎店(長崎市浜町、TEL 095-822-3121)は5月6日、東日本大震災のチャリティーグッズ「政どん風呂敷」の販売を始めた。

各フロアのレジで販売するチャリティーグッズ。スタッフ手作り巾着袋をディスプレーする売り場も

 今年3月から各種チャリティーグッズの販売を始めた同店は、閉店カウントダウンボードやうちわ、プレミアム商品券などの販売促進企画を続々と実施しており、今回の風呂敷は第3弾となる。

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 サイズは縦50センチ×横50センチ。同店のオリジナルキャラクター「政どん」が背負っている風呂敷の唐草模様をベースに、2種類のデザインを用意。一つは長崎大丸の前身「岡政百貨店」のマークをあしらったもの(限定1,000枚)、一つは昔の大丸のマークをあしらったもの(限定2,000枚)。いづれも現在は使われていないマークで、唐草模様の中に「政どん」の顔の形をした模様を一つ隠すなどの遊び心も。価格は500円で、そのうち157円を義援金として寄付する。「157」の数字は同店の創業年数に由来するもの。販売開始から2日で220枚を売り上げた。

 これらチャリティーグッズや閉店に向けた販促企画を行っているのは、同店各階フロアから選ばれた若手スタッフ。女性8人と販売促進担当の男性4人で成る「長崎ネタプロジェクト(NNP)」のメンバー。週1回打ち合わせしながら、売り場に立つ女性ならではのアイデアを次々と実現化している。

 風呂敷の隠し模様やタッグ、同封されている包み方の説明紙などもメンバーから出たアイデア。「スタッフの胸バッジを見た子どもが『政どんかわいい』と声を上げているという話を複数の売り場から聞き、子どもたちにシールをプレゼントできるように紙袋を止めるシールに政どんの顔を入れた」と、NNPメンバーで2階婦人服フロアの高山朋子さんはうれしそうに話す。

 NNPをまとめる営業・業務管理部長の林田尚之さんは「チャリティーグッズの販売については、これまでなら1階や2階の婦人フロアだけで販売していたかもしれないが、NNPメンバーから『自分たちが売る』という意見が出て各階レジカウンターで販売することになった。その結果、男性客から買いやすくなったと喜んでもらった」と振り返る。

 期間限定で始めたツイッター(@daimaruNAGASAKI)で政どんがつぶやく内容や長崎弁のネタは、メンバーを通して全スタッフからNNPに届いたものを採用している。

 メンバーの一人で、3階婦人服フロアの石井裕美江さんは「閉店してもお客さまの心の中に大丸が長崎にあってよかったと思ってもらえるよう、残り日数をお客さまに楽しんでもらえる企画に一生懸命取り組みたい」と涙ぐみながら笑う。2階婦人服フロアの高山さんは「閉店が発表されてからお客さまに深く愛されている百貨店だったということを痛感する日々。NNPメンバーに選ばれたころに震災が起きた。ここも長崎大水害に遭い、全国の皆さんの支援を受けて復興してきた。これらの恩に報い感謝を伝える活動に携わることができて本当にうれしい」と笑顔を見せる。

 同店では、今後も閉店に向けたグッズの発表や催しを複数予定している。

 営業時間は10時~19時30分(金曜・、土曜は20時まで)。

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