長崎大丸の閉店や各地で行われた東日本大震災の復興支援事業など目まぐるしく過ぎた2011年、長崎経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは長崎・淵神社に全国の福山雅治ファンが買いに来るという「福守り」の記事だった。
トップテンの半数は県庁坂でオープンした4位の「猫カフェ」や5位の「天草車エビと五島うどん専門店」、6位の「トルコライス・フェア」、10位の「カップケーキ専門店」の話題など食べ物に関する記事が並ぶ。2位と8位には東日本大震災の義援活動を伝える記事がランクインした。
ランキングは、今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 長崎・淵神社の「福守り」、福山雅治ファンの人気グッズに(1/7)
2. 長崎市内で東日本大地震義援金募金活動-「ボランティアフェス」もあえて開催(3/14)
3. 樺島町、長崎くんちコッコデショグッズを販売-7年ぶりの奉納で注目(7/25)
4. 長崎県庁坂下に猫カフェ「猫家 ふく福」-里親探しの役割も(8/2)
5. 長崎・築町に天草車エビと五島うどん専門店-初日は行列も(4/23)
6. 長崎出島で「トルコライス」フェア-日本初のトルコライス写真展も(9/1)
7. 「レッド・ツェッペリン」ジミー・ペイジさん、長崎県美術館でトークショー出演へ(3/10)
8. 「何とかせんば」-長崎市内で思い思いの義援金活動広がる(3/16)
9. 長崎駅前に洋風小料理店「コバコ」-内装は昭和レトロな空間に(4/26)
10. 長崎のカップケーキ専門店に秋の新商品-開店3カ月で人気店に(8/31)
1位の「福守り」は福山雅治ファンに人気のかわいいお守り。淵神社には記事掲載直後から問い合わせの電話が殺到したという。ファンのブログなどでも記事が紹介される例が多数見られ、拡散効果が高かった。同記事へのアクセスは、掲載日から現在まで数は少ないながらも約1年間、途切れることなく続いている。
2位と8位にランクインしたのは、東日本大震災の復興支援活動関連記事。震災発生後、数日で運動があちらこちらで始まっていることが分かる。「レッド・ツェッペリン」ジミー・ペイジさんの来崎に関する記事が7位にランクインしているが、掲載は震災発生前日の3月10日。結局、震災の影響で来崎は取りやめられたが、この記事は大きな反響を呼び、ツイッターのリツイート数が110を超えた。
ランキングでは6位の「トルコライス」フェアの記事。トルコライスが大好きなファンが多く、フェイスブックの「いいね!」が唯一、150件を超えている。長崎のご当地グルメの代表格としての貫禄がうかがえる。
今年の長崎くんちでは、「コッコデショ」が7年ぶりの登場ということで注目を集めたが「コッコデショグッズ」の販売を伝える記事もアクセスを集めた。(3位)
2010年9月の開設以来、長崎経済新聞は2年目に入り、多くの人から街ネタ媒体として認知されつつある。
これからも広域長崎圏の動向を、いち早く伝えていきたい。