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子どもに美術館デビューを-長崎県美術館で「はじめてミュージアム」

3回崩落後に完成した積み木ドームの前に立つ塩田貴之さん(左)と山下千代美さん

3回崩落後に完成した積み木ドームの前に立つ塩田貴之さん(左)と山下千代美さん

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 長崎県美術館(長崎市出島町)で5月4日・5日の2日間、子どもに初めての美術館を体験してもらう「キッズふれアート・はじめてミュージアム」が開かれる。

積木ドームのパーツ「KAPLA」

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 「美術や音楽、映画を『見て』『触れて』家族で美術館デビューしよう」を合言葉に開く同イベント。館内の複数の会場を使って、思いのままに親子でさまざまな体験ができる空間を提供する。

 アトリエ会場では美術体験ワークショップ「空飛ぶクジラがやってきた」を開催。武蔵野美術大学の全国縦断企画「旅するムサビ」の学生メンバーや、地元大学の学生らがワークショップを通じて子どもたちが美術に親しむ体験を手伝う。全国各地で子どもたちに人気があるというクジラの巨大バルーンオブジェも登場する(両日)。

 ホール会場4日のイベントは「世界のおもちゃでたっぷり遊ぼう」。木製のボールが入ったプールや木製の道路模型など普段では体験できないような世界のおもちゃを集め、親子で遊べるスペースを用意。同会場5日11時からのイベントは「こま撮りえいが・こまねこ」の上映会。同作はNHKキャラクター「どーもくん」のスタッフチームによるコマ撮り人形アニメーションで、猫の「こまちゃん」を主人公に温かくてほっこりする短編5作品を上映する。定員は先着100人。

 常設展示室前に集合して行う「親子で一緒に美術館散歩」も両日にわたり実施。出発は11時30分と14時30分の2回(所要時間約40分)。定員は各回先着30人で、開始30分前から2階カフェ前で配布する整理券を持参する。

 エントランスロビーでは4日11時~・14時~の2回、「おやこでサックスコンサート」を開く。サクソホン4本によるアンサンブルで、「ルパン3世のテーマ」「童謡メドレー」などを演奏する。

 屋外の運河劇場では両日とも「青空カフェ」を開く(11時~15時)。「米粉屋」「ティア長崎銅座店」「ちびころ」「KURU cafe」など長崎の人気店が出店し、食材が無くなり次第終了となる(雨天中止)。

 同館スタッフの塩田貴之さんは「積み木ドームは準備中に3回も崩落したが何とか間に合った。親子で楽しく美術館デビューをしてもらえるよう、スタッフ一同、真心を込めて準備したので、ぜひ来てほしい」と来館を呼び掛ける。

 開催時間は両日とも10時~16時。入場無料。詳しくは同館のホームページで確認できる。

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