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戸石朝市で「とらふぐかき祭り」 周辺飲食店で食べ比べイベントも

来場を呼びかける戸石フレッシュ朝市会長の塚本さん(左)と生産者の長野さん

来場を呼びかける戸石フレッシュ朝市会長の塚本さん(左)と生産者の長野さん

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 「第21回戸石とらふぐかき祭り」が12月1日、戸石フレッシュ朝市(長崎市戸石町)で開催される。

毎週土日祝日に焼きガキ営業をスタートする

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 長崎県はトラフグの養殖量日本一で、橘湾に面した長崎市戸石周辺でも養殖が盛んに行われている。同地域では20年ほど前からマガキの養殖も盛んで、塩分濃度の濃い海域で育つことから「濃厚な味」が特徴。戸石フレッシュ朝市だけでも例年7~8トンが販売されているという。

 イベントは冬に旬を迎えるトラフグとカキのおいしさを地元の人に知ってほしいと毎年、同店で行っているカキ焼きに合わせて運営する長崎市たちばな漁業協同組合が毎年開いている。

 当日は先着100人にカキを進呈するほか、水産品や農産物、漁師飯の販売を行う。併せて、長崎ペンギン水族館のマスコットキャラクター・アバちゃんが登場するほか、水産センターによるタッチプールや飼育魚の展示も行う。

 1日~15日には近隣飲食店7店でトラフグやカキを使ったメニューを提供する料理フェアも開催。各店が工夫を凝らした料理を提供する。

 同地区の養殖場でカキの生産を行う福島政茂さんによると、「今年は夏場に高水温が続き、表面水温が30度を超える日も続いた。マガキにとって過酷な環境で8割のカキが死滅し、生育も遅れている。例年に比べ出荷できるカキも少なく、市場流通は見込めない状況」と話す。戸石フレッシュ朝市会長の塚本辰伸さんは「ひと月遅れとなったが、朝市で販売する量をどうにか確保できたことから毎年恒例のカキ焼きやイベントの開催を決めた」と振り返る。福島さんは「数は少ないがとびっきりのカキを用意している。ぜひ足を運んでもらえれば」とも。

 開催時間は8時~12時。戸石フレッシュ朝市での焼きガキコーナーは12月1日から毎週土曜・日曜・祝日(年末年始を除く)の10時~16時に営業する。

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