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できるところから自給率アップ-長崎の美容室店主らが自作米で餅つき

たまたま通りかかった子どもも餅つきに参加

たまたま通りかかった子どもも餅つきに参加

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 食料自給率アップを目指して畑作りなどの活動をしている会員制グループ「米米倶楽部」が12月18日、ティア長崎銅座店前(長崎市銅座町)で餅つきを行い、通りを歩く人の注目を集めた。

突然始まった餅つきを興味津々に見学する通行客

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 今年同会が収穫したもち米をぜんざいや生餅にして披露することで、自分たちでできる自給率アップに興味を持ってもらうことが目的。「自分で作った食べ物を自分で食べるという会の理念を伝えるいい機会になる」というリーダーの加賀江成光さんの発案で行われた。

 同会が米栽培を行ったのは今年で2回目。琴海町に畑を借りて3月から田起こしから始めて田作りを実施。6月中旬に田植えを行い、10月中旬には会員以外にも体験希望者を募って稲刈りを行った。2反半(約750坪)の田んぼから、ひのひかり13俵、ニコマル10俵、もち米3俵、計26俵1560キロを収穫。このとき収穫したもち米10キロを今回の餅つきで使ったという。

 同会では、米づくりのほかにも大根、にんじん、水菜、ネギ、春菊など多数の野菜づくりも手掛け、加賀江さんが経営する美容室「Heaven(ヘブン)」で不定期に開く「マルシェ」で販売している。

 「昨年もそうだったが、畑作りに参加している子どもたちの表情はとても生き生きしていた。畑で私たちが感じたことを周囲の人にも餅つきを通して身近に感じてほしい。来年は菜の花も育てて、菜種油作りにも挑戦する。1月から会員を新たに募集するので興味を持った方はいつでも問い合わせていただければ」と話す。

 問い合わせ・申し込みは加賀江さん(TEL 095-829-3887)まで。

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