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長崎県立大シーボルト校演劇部学生が劇団旗揚げ 所属学科廃止きっかけに

脚本演出を担当する長崎県立大シーボルト校演劇部の柴崎さん

脚本演出を担当する長崎県立大シーボルト校演劇部の柴崎さん

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 長崎県立大学シーボルト校(長崎県長与町)の演劇部に所属する4人が、新たに劇団「TEAM DA BAWS(チーム ダ バウズ)」を立ち上げ、その旗揚げ公演「ダツゴク!」を同大学大講堂で8月2日から3日間にわたり上演する。

 同大学の演劇部「劇団夢戯喜(むじゃき)」の4年生の男性3人・女性1人がメンバーに名を連ねる同劇団。中心メンバーで同公演の脚本演出を担当する4年生の柴崎卓弥さんは「公演は学内向けに行うことが多く、学校関係者にしか知られていなかった。チーム ダ バウズのメンバーのほとんどが在籍している情報メディア学科が今年で無くなってしまうこともあり、卒業前に同期4人で舞台に立ち、今まで成し得なかった対外的な公演を記念としてやってみたいと思った」と話す。

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 今年の3月から構想を練り始め、4月30日に正式に新劇団を結成。情報メディア学科の4年生に声を掛け、音楽、チラシデザイン、振り付け、大道具制作など、それぞれの学生の特技を生かす形で、劇団員と技術スタッフの総勢15人の学生たちが、全て手作りで準備してきた。

 広報担当の山崎千尋さんは「4年間在籍した学科が無くなってしまうのは寂しいが、今回の公演を行うことで、自分たちが活動してきた証を残すことができるのでとても楽しみにしている」とほほ笑む。

 今回公演される「ダツゴク!」は、とある刑務所から3人の囚人が脱獄を敢行する場面から始まり、メインテーマに据えている「ギャグ!ダンス!アクション!サスペンス!欲張り全方位型で魅せる極上のエンターテインメント!」を前面に打ち出した全編オリジナルの内容となっている。

 出演するメンバー全員が大学へ入学するまで演劇経験がなく、野球部、弓道部、茶道部などさまざまな経歴で当初は戸惑うことが多かったが、この4年間で演劇の経験を積み、いつの間にか仲間として強く意識するようになっていたという。

 技術スタッフも含め今回の公演に携わった学生の多くが他県出身者といい、卒業後も長崎に残る学生はわずか。

 柴崎さんは「大学へ入学するまで何の接点もなかった学生同士が、この大学の演劇部で偶然出会い、志を一つにして旗揚げ公演を成し遂げようとしている。頭で考えるだけでは分からないことを実践することで、違った景色が見えてくると思うと楽しみ。卒業し長崎を離れても、この絆を忘れずにそれぞれが社会人として頑張っていけたらよいと思っている。何より学生でも本気になればこれだけやれるということをぜひ見ていただきたい」と意気込む。

 8月2日・3日は18時開場18時30分開演、同4日は13時30分開場、14時開演。料金は、大学生以下無料・一般=1,000円(前売り500円)。問い合わせはチーム ダ バウズウェブサイトまたは柴崎さん(TEL 080-6468-9918)まで。