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長崎・宝町で離島観光や海洋産業考えるフォーラム ビジネスチャンス発掘

参加を呼び掛ける小山さん

参加を呼び掛ける小山さん

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 「第24回海事立国フォーラムin長崎」が10月16日、ザ・ホテル長崎ベストウェスタンプレミアコレクション(長崎市宝町)で開催される。主催は公益財団法人日本海事センター。

 2007年に施行された海洋基本法に合わせて始まったもの。日本の持つ排他的経済水域の広さは世界6位と広大であることから、海洋に関する施策を総合的に推進する体制を整備するために同法律が施行されている。フォーラムでは、開催地域の実状などに合わせた講演が行われるという。

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 「海事」はクルーズ船の入出港や貿易といった海運にまつわる法制や経済産業、船舶の航行などにまつわることから、海洋資源の保全・管理など海に関する多岐にわたる事案を指し、公益財団法人日本海事センターでは行政や研究機関と連携したシンクタンクとして活動している。

 長崎県は島の数が971と全国最多で、海岸線の長さは4137キロと北海道に次いで2位と、海にゆかりのある県。2017年に施行された「有人国境離島特別措置法」の対象となる離島も数多くあることや、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録されたことなどから、フォーラムは「未来廻廊を邁進する新たな九州・長崎を目指して」と題し、国土交通省海事局長・水嶋智さんが離島の観光をテーマに講演する。

 長崎は江戸時代に造られた出島や開国後も大浦バンドなど対外貿易都市として栄え、造船のまちとしての歴史もあることから、船舶海洋技術の視点から長崎の展望考えることをテーマにした講演や、変貌する九州の地域・産業構造をテーマにした講演も予定する。

 九州運輸局長崎運輸支局で主席運輸企画官を勤める小山充(おやまみつる)さんは「海事というと難しいイメージを浮かべるかもしれない。しかし、身の周りにも輸入品が数多くあるように、貿易などを通して海事は多くの人に関わりがある。特に事業者などにとってはビジネスにつながることもある」と話し、「誰でも参加可能なので、興味があればぜひ来場してほしい」と呼び掛ける。

 フォーラムは14時~17時10分、ホテル内のプレミアホールで開催。終了後は懇親パーティーも開く。参加無料。事前登録制で9日締め切り。申し込み・問い合わせは日本海事センター企画研究部(TEL 03-3263-9421)まで。